ジープラングラーは、そのタフでワイルドなルックスと卓越したオフロード性能で、多くの人を魅了してきました。
アウトドア好きにはたまらない一台ですが、一方で維持費の高さや乗り心地の悪さから、購入後に後悔する人もいるのが現状です。
そこで今回は、ラングラーの魅力と、後悔するポイントを詳しく解説します。
ジープラングラーの主な後悔ポイント
ジープラングラーの主な後悔ポイントを、ネットで探してまとめ解説を行っています。
以下は、主に参考にして記事作成を行ったヤフー系の車掲示板カービューページ一覧です。
元記事を見たい方は、それぞれ参照してください。
燃費の悪さ
大排気量エンジンと重量級ボディが災いし、街乗りでは6〜7km/L、高速道路でも8〜10km/Lと燃費は芳しくありません。長距離ドライブ時の給油頻度と費用には覚悟が必要です。
市街地走行での燃費
ラングラーの燃費は、市街地走行で6〜7km/Lと非常に悪いです。頻繁な発進停止や、エアコンの使用などが影響します。 他の一般的なSUVと比べても、2〜3割ほど燃費が悪化すると考えられます。
高速道路での燃費
高速道路での燃費は8〜10km/Lとやや改善しますが、それでも良好とは言えません。 特に速度が上がるほど、空気抵抗の影響を大きく受け、燃費が悪化する傾向にあります。
大排気量エンジンの影響
ラングラーに搭載される3.6Lの大排気量エンジンは、高出力である反面、燃料消費が激しいのが特徴。 重量2トン近くある車体を動かすためには、多くのエネルギーを必要とします。 アクセル操作に敏感に反応するため、ついつい燃費が悪化してしまいがち。
長距離ドライブ時の給油頻度と燃料代
一般的なSUVの燃費を12km/Lとすると、500kmの走行で約41Lの燃料を消費。 一方、ラングラーの燃費を8km/Lとすると、同じ距離で約62Lもの燃料が必要になります。 長距離ドライブ時は、給油の頻度が高くなるだけでなく、膨大な燃料代がかかることを覚悟が必要。
高額な維持費修理費
特に電装系統の故障が多いラングラー。輸入車ならではの高額な部品代と工賃で、修理費用は国産車の2〜3倍になることも。タイヤ交換などの消耗品も高価です。年間10万円の修理費は見込んでおきましょう。
故障しやすい部位と修理費用
ラングラーは、特にエアコンや電装系統のトラブルが多いと言われています。 また、サスペンションやステアリングの故障も比較的発生しやすい傾向。 修理費用は、国産車と比較して2〜3割高くなるケースが多く、故障箇所によっては50万円以上の出費になることも。
大径タイヤ交換の費用
ラングラーの魅力の一つでもある大径タイヤは、交換時のコストが非常に高額。 タイヤ1本で5万円以上、4本交換だと20万円以上になることも珍しくありません。 パンクリスクも高いため、スペアタイヤの用意も必要で、さらに出費がかさみます。
輸入車ならではの高額な消耗品
エンジンオイルやブレーキフルードなどの消耗品も、輸入車特有の高価なものが必要。 国産車の1.5〜2倍の費用がかかるのが一般的です。 ディーラー以外で整備を行うと、保証を受けられなくなるリスクもあり、維持費の高さに拍車をかけます。
修理費用の目安
ラングラーを維持していく上では、毎年約10万円程度の修理費用を想定しておくのが賢明。 突発的な故障に備えて、ある程度の貯蓄も必要不可欠。 維持費の高さを理解して、経済的な準備をしておくことが肝心です。
乗り心地の悪さ車内の狭さ
オフロード重視の硬いサスペンションが仇となり、舗装路ではガタガタと揺れが大きく疲労しやすいです。後席の窮屈さとリクライニング不可も相まって、同乗者も長距離移動には不向き。
硬めのサスペンションによる揺れ
ラングラーのサスペンションは、悪路走破性を重視するあまり、かなり硬めにセッティングされています。 舗装路では、路面の凹凸をダイレクトに感じてしまい、車内が大きく揺れるのが特徴。 長時間の運転では疲労が蓄積しやすく、同乗者も酔いやすくなってしまいます。
狭い車内と窮屈な後席
ラングラーの車内は、同クラスの他車種と比べてかなり狭く造られています。 特に後部座席は、大人が座るとかなり窮屈。 シート間の距離が狭いため、膝周りの圧迫感が強く、リクライニング機能もないため、姿勢を変えることもできません。
長距離移動時の疲労
硬めの乗り心地と狭い車内は、長距離移動時に大きなストレスになります。 連続で2時間以上運転すると、腰や背中への負担が大きくなり、運転に集中できなくなることも。 同乗者も、狭い空間に長時間閉じ込められることで、イライラが募りやすくなるでしょう。
高速道路での安定性
硬いサスペンションとボディの形状から、高速走行時の直進安定性はあまり高くありません。 わずかなステアリング操作でも、車体が反応してしまうため、緊張感を強いられます。 長距離ドライブでは、運転者の集中力を維持するのが難しくなる可能性も。
取り回しの悪さ車体の大きさ
全高全幅ともに1,800mm以上の巨体は、路地裏や狭い駐車場では煩わしさを感じずにはいられません。最小回転半径7mの旧型JKでは、切り返しの連続で小回りの利かなさに苦労します。街乗りには不向きな車体サイズです。
大柄な車体と狭い道での困難さ
ラングラーの全高は1,800mm以上、全幅も1,800mm以上と、とても大柄な車体を持っています。 そのため、特に路地のような狭い道では、すれ違いや通り抜けが困難を極めます。 車庫入れなどの細かな操作には、かなりの慣れが必要不可欠。
旧型JKの悪名高い最小回転半径
2007年に発売されたJKラングラーは、最小回転半径が7mにも及びます。 これは、同クラスのSUVと比較して1〜2m以上大きい数値。 切り返し動作が多くなり、狭い場所での取り回しには大きな難があるでしょう。
街乗り時のストレス
大柄な車体は、街乗りでは大きなストレスを生みます。 細い路地に進入すれば、左右にセンチ単位の調整が必要になりますし、 駐車場探しにも一苦労。小回りの利かなさから、スムーズな運転ができないのは必至。
市街地に適した車選び
ラングラーのような大型SUVは、郊外の広い道や、アウトドアシーンでこそ真価を発揮します。 一方、市街地メインの使用では、コンパクトカーや小型SUVのほうが運転しやすいでしょう。 無理のない車選びを心がけることが、ストレスフリーなカーライフに繋がります。
ジープラングラーに向いている人の特徴
ここまでジープラングラーの欠点について説明してきましたが、おそらくはこれからこの車を購入するかどうか決めたい人が見ているものと思います。
そこで、逆にジープラングラーを持つのに向いている方はどんな人なのかを見ていきます。
向いている方であれば、多少の欠点は我慢できるかもしれませんからね。
アウトドアやオフロードを思う存分楽しみたい人
岩場や砂地、泥濘地などを自在に走破できるラングラーは、アウトドア派にはまさに最高のパートナー。大容量の車内は、キャンプ道具なども難なく積載できます。未知なる場所を探検したい冒険心を、存分に満たしてくれるクルマです。
オフロード走行への強い憧れ
ラングラーは、オフロード走行を楽しむために生まれた車種と言っても過言ではありません。 岩場や砂地、泥濘地など、通常の車では立ち入れない場所を走破できるのが大きな魅力。 そんな過酷な環境下でこそ、ラングラーの真価が発揮されるのです。
アウトドアレジャーとの相性抜群
キャンプや釣り、登山などのアウトドアレジャーにもラングラーは最適。 大径タイヤと十分な最低地上高があるため、未舗装路や砂浜なども難なく走行可能。 大きな車内空間は、大量の荷物を積載できるので、家族や仲間とのレジャーにも活躍します。
探検心を刺激する冒険マシン
普通の車では辿り着けないような場所へ行ける、それがラングラーの大きな魅力。 未知なる場所への冒険心を掻き立ててくれる頼もしいパートナーとなるでしょう。 オフロードを自在に走破する喜びは、ラングラー無しでは味わえない醍醐味なのです。
ラングラーの男らしく精悍なデザインを所有したい人
アメリカンなワイルドさを感じる男性的なフォルム。ミリタリー色の強い7スロットグリルに、威圧感漂うボディサイズ。ラングラーは所有するだけで、見る者に強烈なインパクトを与えてくれます。自分のスタイルを主張したいなら、打ってつけの一台でしょう。
アメリカンな力強いスタイリング
ラングラーの外観は、アメリカ車らしい逞しさと男らしさを感じさせるデザインが特徴。 フロントグリルの7スロットや、角ばったボディラインは、どこか軍用車を彷彿とさせます。 精悍でワイルドなその佇まいは、他の車にはない独特の存在感を放っています。
自己表現としてのステートメント性
男性なら一度は憧れる、そんなクルマがラングラー。 全高1,800mm以上、全幅1,800mm以上の堂々としたボディは、所有する喜びを存分に満たしてくれるはず。 オーナーの個性と冒険心を如実に表現する、まさに自己表現の手段と言えるでしょう。
カスタムの楽しみ
ラングラーは、カスタムパーツが非常に豊富なことでも知られています。 オーナーの好みに合わせて、様々なドレスアップを楽しむことが可能。 自分だけのオリジナリティあふれる一台を作り上げる喜びは、ラングラーならではの魅力と言えます。
維持費に毎月数万円かけられる経済力がある人
500万円を優に超える新車価格に加え、悪燃費による月2万円以上の燃料代。高額な税金に保険料、不意の修理費と、ラングラーの維持費は他車の比ではありません。それでも惜しみなく付き合える経済力があってこそ、ラングラーオーナーの仲間入りができるのです。
高額な車両本体価格
ラングラーは、国産SUVと比較して車両本体価格がかなり高額。 新車で購入する場合、500万円以上の価格帯が一般的です。 加えて、諸費用やオプション装備を含めると、トータルで700万円近くになることも珍しくありません。
燃料代を始めとする各種ランニングコスト
ラングラーは燃費が悪いことで知られ、月々の燃料代もかなりの額になります。 レギュラーガソリンを使用する車種でも、月に2万円以上の燃料代は覚悟が必要。 また、税金や保険料なども高額になる傾向があるため、総合的な経済力が求められます。
高額修理に備えた貯蓄
故障しやすい輸入車という特性上、不意の高額修理に見舞われるリスクがあります。 エンジンやミッションのトラブルともなれば、100万円単位の出費も予想されます。 万が一に備えて、ある程度の貯蓄を確保しておく経済力も必要不可欠。
快適性より、圧倒的な存在感と運転する喜びを重視する人
乗り心地の悪さや室内の狭さなど、快適性では妥協が必要なラングラー。しかしオフロードでの卓越した走破性は、他車の追随を許しません。アドベンチャーマシンとしての性能を余すことなく味わえる喜びは、ある程度の不便さを補って余りある価値があります。
アドベンチャー性能を求める
ラングラーに乗る最大の目的は、オンロードだけでなく、オフロードでも自在に走ること。 岩場や砂地を難なく走破できるパフォーマンスは、他車の追随を許しません。 快適性はある程度犠牲になりますが、どんな場所でも自由に走れるアドベンチャー性能が何より大事。
ワイルドな走りへの欲求
ラングラーのパワフルな走りは、オーナーに大きな喜びをもたらします。 大排気量エンジンのトルクフルな加速は、まさにアメ車らしい迫力。 山道や河川敷などを力強く駆け抜ける体験は、ワイルドな走りへの欲求を存分に満たしてくれるはず。
同じ車に乗る仲間との一体感
ラングラーに乗ることは、大きなコミュニティへの参加をも意味します。 各地で行われるJeepオーナーのためのイベントに参加すれば、仲間との一体感を味わえます。 同じ車への愛着を共有し、お互いの冒険談に花を咲かせるひと時は、ラングラーオーナーならではの醍醐味。
まとめ
ジープラングラーは、SUVの中でも特にクセが強い部類に入ります。デザインや機能に魅力を感じつつも、日常使いでのデメリットはよく理解したうえで購入に臨みたいものです。
生活スタイルや予算に合わなければ、後悔は必至。でも見た目をとことん愛せる人にとっては、かけがえのないパートナーとなるでしょう。
後悔するかどうかは、あなたがラングラーに何を求めるかで決まります。じっくり吟味して、賢明な選択をしてくださいね。
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