こちらでは、クラウンの人気・不人気の車体色を中古車流通データより分析してランキングにしています。
クラウンの購入のときに、「どの色を選んだら損がないか」で役立ててください。
※本ページにおけるクラウンの画像はトヨタ公式サイト「https://toyota.jp/crown/」より引用しております
クラウン【人気・不人気の色】まる分かりランキング
クラウン車体色の流通比率と価格倍率の表で、流通比率(売れている順)でランキングにしました。
順位 | 色 | 流通比率 | 価格倍率 |
1 | パール | 49.4% | 1.01 |
2 | ブラック | 39.0% | 1.01 |
3 | シルバー | 5.8% | 0.85 |
4 | ブルー | 2.7% | 0.98 |
5 | ダークブルー | 0.8% | 0.94 |
6 | ワインレッド | 0.4% | 0.86 |
7 | イエロー | 0.4% | 0.92 |
8 | グリーン | 0.4% | 1.09 |
9 | ブラウン | 0.4% | 0.95 |
表のクラウン中古車データは以下の分析対象および期間によって行われました。
- 調査対象年式は「平成30年式」から「平成27年式」(最も売られる中古車が多い3年落ちから5年落ち付近のデータ)
- 修復歴がある車(主に大きな事故をした車)と高品質の車は調査対象車から除外
- 「流通比率」は調査台数中の占有比率、「価格倍率」は調査グレード総平均価格から車体色平均価格を比べた倍率
- 調査は2021年01月01日に行い、過去1年分の中古車流通数「259」車両を調査
- 調査対象グレードは「アスリートS-T」
上のクラウン人気色ランキングを見て分かるのは、当然のように「パール」「ブラック」が人気の上位であり、両者で78.4%のシェアを誇ります。
これは想像した通りで、路上で見るクラウンも大体この車体色ですよね。
価格倍率を見ても「パール」「ブラック」は1.01倍と平均よりも有利であり、人気があることがうかがえます。
次に選んではいけないクラウンの不人気色ですが、ずばり「シルバー」「ワインレッド」です。
これらの価格倍率を見て見ると「シルバー」が0.85倍、「ワインレッド」で0.86倍と低いことが分かります。
以上より、クラウンの車体色について下取り相場を期待したり人気がある色を選びたい場合は「パール」か「ブラック」を選んでください。
次にもう少し具体的に車体色を見ていきます。
なお、車体色と画像は現行型の「2.0L RS Advance」です。
プレシャスホワイトパール
クラウンで最も人気があるのは「プレシャスホワイトパール」です。
「プレシャスホワイトパール」は流通比率は49.4%とほぼ半分のシェアを誇り、価格倍率も1.01倍と平均より高いのが分かります。
なお、「プレシャスホワイトパール」はメーカーオプションとして追加で55000円かかる点は、車購入に下取りまで含めてコスパを考えるうえで「ブラック」を検討する理由になります。
ブラック
パール系に次いで人気があるのは「ブラック」です。
「ブラック」は流通比率39%と大きなシェアを持ち、価格倍率は1.01倍と平均より良い状況です。
また色選択でメーカーオプション扱いにならない点もポイントです。
黒色の車体色は運用面で汚れが目立ったり、傷が目立つなどマイナスポイントはあるものの、逆にしっかりメンテ出来る方にとっては映える色といえます。
シルバーメタリック
クラウンの車体色選びでの落とし穴「シルバーメタリック」には注意してください。
「シルバーメタリック」の流通比率は5.8%であり極端には少なくない反面、価格倍率は0.85倍と低いのが特徴です。
そのため、下取りを期待してクラウンを購入する場合には選ぶべき色ではないことが分かります。
ダークブルーマイカ
クラウンでは青系はあまり路上で見ないように流通比率の点で2.7%と0.8%の「ダークブルーマイカ」です。
価格倍率は思ったより低くはありませんが、それでも0.94倍と若干不利であることが分かります。
私としては嫌いな色ではないのですが、やはりパールか黒が圧倒的ですね。
エモーショナルレッドⅡ
クラウンで避けるべき色ナンバー2は「エモーショナルレッドⅡ」です。
クラウンに求められているのはやはり高級感なので、赤色は少しスポーティーな印象が強すぎるといえます。
流通比率では0.4%と256台に1台、そりゃほとんど見ないわけですね。価格倍率では0.86倍でした。
クラウンを購入する場合には下取りに期待したり人気がある色を選びたいなら「エモーショナルレッドⅡ」は避けてください。
クラウンの色選びは「パール」「ブラック」がおすすめ!
クラウンの車体色選びでは「パール」「ブラック」が無難かつ最適な選択です。
もちろん人気があるから選ぶべきなの?という意見もありますが、こちらでの話題の中心は下取りで有利なのは何色かという点です。
車の色についても流行廃りはありますが、パールや黒が人気なのはしばらく変わらない状況と予想しています。
少なくとも「パール」「ブラック」の車体色人気が購入してクラウンを下取りに出す5年前後までは変わることがない一方で、マイナーな色が突然人気が出るということはないと判断しています。
以上より、安定した人気がある車体色「パール」「ブラック」でクラウンを購入することが、将来の下取りで有利に出来ますので、冒険せずに堅実な車体色を選ぶことをおすすめします。
あわせて「シルバー」と「ワインレッド」はクラウンの不人気色ですので、こちらの落とし穴には落ちないように気をつけてくださいね。
以上、クラウンの車体色選びで参考にしてください。