こちらでは、タントの人気・不人気の車体色を中古車流通データより分析してランキングにしています。
タントの購入のときに、「どの色を選んだら損がないか」で役立ててください。
※本ページにおけるタントの画像はダイハツ公式ページ「https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/03_exterior.htm」より引用しております
タントの色で後悔しないためのランキング
タント車体色の流通比率と価格倍率の表で、流通比率(売れている順)でランキングにしました。
順位 | 色 | 流通比率 | 価格倍率 |
1 | パール | 19.7% | 1.06 |
2 | ブラック | 16.0% | 1.04 |
3 | イエロー | 12.9% | 0.92 |
4 | グリーン | 10.4% | 0.97 |
5 | ピンク | 9.5% | 0.97 |
6 | レッド | 7.6% | 0.97 |
7 | ブルー | 7.0% | 1.02 |
8 | シルバー | 4.7% | 0.99 |
9 | ワインレッド | 4.3% | 1.01 |
10 | ライトグリーン | 2.3% | 0.93 |
表のタント中古車データは以下の分析対象および期間によって行われました。
- 「流通比率」は調査台数中の占有比率、「価格倍率」は調査グレード総平均価格から車体色平均価格を比べた倍率
- 調査は2021年01月01日に行い、過去1年分の中古車流通数「1072」車両を調査
- 調査対象グレードは「X」調査対象年式は令和元年以降
- 修復歴がある車(主に大きな事故をした車)と高品質の車は調査対象車から除外
タントはモノトーンカラーとツートンカラーが選べますが、こちらではモノトーンカラーで比較をしています。
また注意事項としては、タントの一部ボディカラーにおいて選択がメーカーオプション扱いになっているケースがありますので、その点をメーカー公式ページからの引用で補足しておきます。以下の車体色においてオプション価格が発生します。
- シャイニングホワイトパール
- レーザーブルークリスタルシャイン
- パールブラック※タントカスタムのみ
- プラムブラウンクリスタルマイカ※タントカスタムのみ
メーカー希望オプション価格は27,500円(消費税抜き25,000円)となります。
さて、表を見て分かるように、タントの車体色は「パール」と「ブラック」が流通比率から人気があることが分かります。
また、タントの人気に加えて価格倍率についても有利であることから結論として「パール」と「ブラック」が車体色の選択でおすすめです。
なお、パール系についてはメーカーオプションとして27500円多く必要になることから、最もコスパが有利なのは「ブラック」です。
さらに、これらのことを考慮すれば、タントカスタムでは「パールブラック」が選べるので、統計上では最も価格倍率で有利になる車体色であると判断しています。
タントの流通比率データをもう少し見て見ると、「パール」と「ブラック」に次いで「イエロー」、「グリーン」、「ピンク」という順位でした。
意外とは言いませんが、黄色や緑、そしてピンクといった彩度が高めの色も人気があるようです。
この点はタントの想定ユーザーが主婦層やファミリカーのセカンドカーであることを考えると納得ですね。
価格倍率については多少の有利不利は車体色によってあり、「イエロー」と「ライトグリーン」が若干不利であることが分かります。
この点で下取り価格などのコスパを考えると、タントの車体色について比較的売れている「イエロー」は流通量の多さからも選んではいけない色と判断してます。
続けてタントの人気がある車体色について現行車種の色を見ながらもう少し具体的に見ていきます。
シャイニングホワイトパール
流通比率と価格倍率でパール系はいずれも高く、その中の白系色「シャイニングホワイトパール」ですが、やはり画像で見てもその人気の高さはよく分かります。
パール系の車体色を選ぶとメーカーオプションとして27500円掛かることを考える必要がありますが、下取り価格などを考えるとパール系を買っておくことが無難な選択になります。
また、パール系は比較的落ち着いた色が多いので、奇抜な色を選んで購入の興奮が冷めてから残念に思うということもないでしょう。
パールブラック
タントカスタムであれば、パール系とブラック系の折衷である「パールブラック」が選べます。
これは個人的に思うところですが、セカンドカーとしてタントを購入する場合に、旦那さんも乗ることを考慮してメッキ部分が多い「タントカスタム」を、そしてメッキ部分が映えるパールブラックを選んでいる状況が想定されます。
車の人気は車体色も含めて大衆車であれば、「多くの方が支持をする」ということが下取り価格で有利になるポイントです。
その点で、メーカーオプション台として27500円が追加出かかりますが、タントカスタムなら「パールブラック」の車体色をおすすめします。
ブラックマイカメタリック
タントの流通比率と価格倍率で2位に位置しているブラック系の車体色である「ブラックマイカメタリック」もおすすめできる車体色です。
タントカスタムの「パールブラック」でも説明したように、セカンドカーとして旦那さんも運転する場合には、この車体色が選ばれる傾向を想像しています。
その点で、多くの方に買われる可能性がある色として「ブラックマイカメタリック」の価格倍率すなわち下取り価格が高くなるのも当然の流れといえるでしょう。
マスタードイエローマイカメタリック
タントの車体色の中で意外に売れているのは黄色系である「マスタードイエローマイカメタリック」です。
ただ、残念なことに価格倍率では低めとなっているので、下取りを考えると選択しないほうが良い色です。
彩度が高い色を選択するのは少し勇気がありますが、人気のある車は路上でもよく見ますし、近所でも同じ車を見る機会が増えます。
その点で、他との差別化がはかれるという点はありますが、「マスタードイエローマイカメタリック」は意外に売れていますので、個性として黄色を選ぶなら他の色を選んだ方が良いでしょう。
ブルーミングピンクメタリック
タントの車体色で最も名前に力が入っていると見えるピンク色「ブルーミングピンクメタリック」です。
ブルーミングなんて素敵な名称が入っているのは、ここまで説明してきているように主婦層が購入することを想定しているからこそなのかもしれませんね。
流通比率を見ると9.5%と低くありませんし、価格倍率も0.97倍と悪い数字ではありません。
したがってピンク系が気に入ったのなら「ブルーミングピンクメタリック」を選択しても良いでしょう。
タントの色選びはパール系がおすすめ!
タントの車体色については「パール系」「黒系」が有利なので、下取り価格などを気にする方はこちらで決まりです!
また、パール系と黒系を除けば一部の色に人気が集中するということもなく、また価格倍率も黄色と緑色以外はそれほど低い数字ではありません。
その点で気に入った車体色を購入しても大きく損をすることはありませんが、黄色と緑色はそれぞれ価格倍率が0.92倍と0.93倍になっているので、これだけは避けるようにすれば良いと判断しています。
以上、タントを購入する場合の車体色選択に役立ててください。