トヨタのミニバン、シエンタのハイブリッドモデルは、燃費性能が気になるポイントの一つです。燃費の良さはハイブリッドカーの魅力ですが、車格によって差があるのが実情。そこで今回は、Yahoo!知恵袋に寄せられた質問と回答を元に、シエンタハイブリッドの実燃費やユーザーの評価をまとめていきます。

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シエンタハイブリッドは燃費が悪い?評判まとめ

シエンタハイブリッドは燃費が悪いのかを、ネットで分かるクチコミや評判をまとめました。

こちらで、主に知恵袋の情報をまとめて解説を作成しています。

元記事が見たい方は以下にリンク一覧を出していますので、それぞれ確認してください。

新型シエンタハイブリッドの燃費について

新型シエンタハイブリッドの街乗り燃費は、オーナーの報告によると13〜23km/L程度です。冬場はスタッドレスタイヤの装着や暖房の使用で10〜12km/Lまで下がることもありますが、暖機運転に気を付ければ短距離でも20km/L前後の燃費が期待できます。ただし高速走行時は、小排気量エンジンが高回転で運転されるため、燃費が18km/L程度に落ちる傾向があります。

街乗りでの燃費は13〜23km/L

mom********さんの質問に対して、kaz********さんは実際の乗車経験から、新型シエンタハイブリッドの街乗り燃費について詳しく回答しています。冬場はスタッドレスタイヤを装着すると10〜12km/L程度まで燃費が下がりますが、夏タイヤなら13〜15km/Lは走るとのこと。一方、zzz****さんの回答では、通勤で往復25kmを走って23km/L前後の燃費を記録したと報告されており、個人差はあるものの、街乗りでも20km/L前後の燃費は十分期待できそうです。

暖機運転で燃費が大きく変わる

zzz****さんは、シエンタハイブリッドの燃費について、暖機運転の影響を指摘しています。特に冬場は暖機が終わるまでエンジンが止まらず、短距離ではその分燃費が落ちてしまうとのこと。1回の走行で4km以上走れば問題ないそうですが、合計走行距離でも大丈夫とのアドバイスもあり、暖機運転さえ気を付ければ、短距離でもある程度の燃費は維持できるようです。

高速走行は燃費が落ちる傾向

kaz********さんとzzz****さんの回答に共通するのが、高速走行時の燃費の落ち込みについてです。一般的にハイブリッド車は、加減速の多い走行で燃費が向上する反面、高速のような定速走行ではガソリン車並みの燃費になってしまいます。シエンタハイブリッドも例外ではなく、高速巡航ではリッター18km程度に落ちるようです。エンジンが小さいため、高速域では常に高回転で走ることになり、燃費の悪化につながっているのでしょう。

旧型(2代目)シエンタハイブリッドの燃費について

2代目シエンタハイブリッドの実燃費は、市街地の平地で20km/L以上、坂道の多いエリアでも17km/L程度と報告されています。高速走行時は速度や乗車人数によって19〜23km/L以上とかなりの幅がありますが、他社の同クラスガソリン車と比べるとかなり良好な部類に入ります。長距離ドライブでもエアコン使用で20km/L以上を達成した例もあり、ミニバンクラスとしては優秀な燃費性能を発揮します。

車両重量や乗車人数で変動あり

2代目シエンタハイブリッドの実燃費について、1151955702さんは市街地で平地なら20km/L以上、坂道が多いと17km/L程度と回答。さらに高速走行についても、速度や乗員数によって19〜23km/L以上と、かなり幅広い数値を挙げています。これは車両重量1,330kg以上のシエンタでは、乗車人数によって車重が大きく変動するためと考えられます。

他社のガソリン車と比較しても良好

pa2********さんは、2代目シエンタハイブリッドの燃費について、他社の同クラスガソリン車と比べてかなり良好だと評価しています。1日20km程度の走行で20km/Lほどの燃費を記録しており、スタッドレスタイヤ装着時でもそれほど燃費は落ちていないとのこと。乗車人数が増えれば落ちるものの、ミニバンクラスの車としては十分な燃費性能と言えるでしょう。

長距離ドライブでも20km/L以上を達成

1051708591さんは、2代目シエンタHVへの乗り換えで、燃費が劇的に向上したと報告しています。キャンピングカー仕様の軽自動車から乗り換えたところ、シエンタHVなら1リッターで22.5km以上走るようになったとのこと。エアコンを使っても20km/Lは走り、長距離ドライブでも20リッター以上の燃費を達成しているそうです。

シエンタハイブリッドとガソリン車の燃費比較

新型シエンタハイブリッドは、ヤリスやアクアと同じ最新のハイブリッドシステムを採用することで、現行モデルよりさらなる燃費向上が見込まれます。しかしガソリン車と比べると車重で200kg以上不利なため、燃費面での優位性は限定的と言えます。それでもシエンタHVは、同クラスガソリン車に引けを取らない燃費と、ミニバンならではの広い室内空間を両立しており、ファミリーカー選びの有力候補となるでしょう。

ハイブリッドシステムの進化で燃費向上

mar********さんは、新型シエンタハイブリッドについて、ヤリスやアクアと同じ最新のシステムを採用することから、現行モデルよりも燃費が向上すると予測しています。最新のハイブリッドシステムは、モーターのパワーアップやバッテリーの小型化、エンジンの効率化などが図られており、トータルでの低燃費化が期待できます。

200kg以上の重量差がネック

ただし、gta********さんが指摘するように、ガソリン車との比較では、シエンタHVは200kg以上重いのがネックになります。単純計算で、常に大人5人分の体重が乗っているようなものなので、燃費面での不利は避けられません。システムが進化しても、この重量差を埋めるのは簡単ではなさそうです。

室内の広さと燃費のバランスを評価

シエンタHVを選ぶ理由について、1151109839さんは、燃費よりも室内空間や利便性を重視する層をターゲットにしていると分析しています。確かにシエンタサイズのミニバンでは、同クラスのガソリン車と比べても遜色ない燃費性能です。燃費一辺倒で選ぶなら軽自動車やコンパクトカーに分がありますが、ファミリーカーとしての使い勝手を犠牲にしたくないなら、シエンタHVは魅力的な選択肢と言えるでしょう。

まとめ

シエンタハイブリッドの燃費は、街乗りで13〜23km/L程度、高速走行では19〜25km/Lが目安となります。車格が大きい分、アクアやヤリスハイブリッドなどコンパクトカーより燃費面では不利ですが、ミニバンクラスの中では良好な部類といえるでしょう。

新型シエンタではハイブリッドシステムの変更もあり、さらなる燃費の向上が期待されます。とはいえ、ライバルのガソリン車と比べると、重量面でのハンディは変わりません。結局のところ、シエンタハイブリッドは燃費一辺倒で選ぶクルマではありません。ファミリーユースに適した室内の広さと、ハイブリッドメリットをバランス良く備えたクルマと割り切って選ぶのがよいでしょう。

ユーザーの評判を見ても、燃費だけでなく乗り心地の良さや使い勝手の高さを買っている人が多いのが特徴です。