マツダの人気SUV「CX-5」の中古車価格が、他車種と比べて割安になっているケースが見られます。その理由について、大手Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に寄せられた質問と回答を調査し、分析してみました。

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CX-5の中古が安い理由まとめ

CX-5の中古が安い理由について、ネットで確認できる口コミや評判をまとめています。

こちらでは、主にヤフー知恵袋の記事をもとにページ作成しています。

元記事を見たい方は以下にリンク一覧を出すのでそれぞれ確認してください。

マイナーチェンジや年次改良が頻繁に行われるため

マツダは、他社と比べて頻繁にマイナーチェンジや年次改良を実施するメーカーとして知られています。Yahoo!知恵袋でも、「マツダは他社と比べて、マイナーチェンジや年次改良を頻繁に行うメーカー」という回答が見られました。こうした改良によって、新型モデルが登場すると、旧型モデルの価値が相対的に下がり、中古車価格に影響を与えるのです。

2021年のビッグマイナーチェンジの影響

2021年のマイナーチェンジは、外装デザインの変更だけでなく、安全装備の充実化など、大幅な改良が実施されました。具体的には、「2021年はビッグマイナーチェンジと言われ大幅改良されたのも大きいかもしれません」という知恵袋の回答にあるように、このマイナーチェンジによって、旧モデルの価値が大きく下落した可能性が指摘されています。

年次改良による旧モデルの価値下落

マツダは、スバルと同様に、ほぼ毎年のように年次改良を行っています。知恵袋の回答では、「マツダはスバルと同じで毎年『年次改良』を行っています」と述べられています。年次改良が実施された直後は、旧モデルが一気に旧型扱いとなるため、中古車価格が下がりやすくなります。例えば、「年次改良が行われる前の車はすでに旧型扱いになります」という回答が見られ、年次改良のタイミングが中古車価格に影響を与えていることがわかります。

以上のように、マツダのマイナーチェンジや年次改良の頻度の高さが、CX-5の中古車価格の下落に一定の影響を与えていると考えられます。特に、2021年の大幅なマイナーチェンジは、旧モデルの価値を大きく下げる要因となった可能性が高いでしょう。

ディーゼル車特有の問題が影響している可能性

CX-5には、マツダが独自に開発したクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を搭載したモデルがラインナップされています。ディーゼル車は、一般的に燃費性能に優れる一方で、特有のトラブルが発生しやすいことが知られています。

ショートトリップによるトラブルの発生

ディーゼル車は、短距離走行(ショートトリップ)を繰り返すと、排気システムにススが溜まりやすくなります。知恵袋でも、「近くのみ乗る方はディーゼルはカーボンの付着等問題があります」という回答が見られ、ショートトリップによるトラブルが指摘されています。

具体的には、吸気系の煤つまりや、DPF(排気微粒子捕集フィルター)の目詰まりが発生すると、エンジン不調や燃費悪化などのトラブルに繋がります。知恵袋の回答では、「ディーゼルはスス詰まりの件は聞きますね」といった言及も見られ、こうしたトラブルがCX-5のディーゼル車でも発生していることがわかります。

高額な修理費用を避けるための売却

ディーゼル車のオーナーは、上記のようなトラブルを避けるために、比較的早い段階で売却を検討するケースがあります。知恵袋でも、「ディーゼルはわかってる人しか乗っちゃだめですね。ガソリン車との価格差を考えたら、2万km以下のディーゼル車は元が取れるか取れないかくらいじゃない?」といった意見が見られます。

こうした売却行動が増えることで、市場に出回る中古ディーゼル車が増加し、価格の下落を招いている可能性があります。「明らかに無知な人が乗った車だよ。ディーゼルのDPFが壊れたら40万コースなので、安い軽油で走れるからってもねえ」という回答からも、ディーゼル車特有の問題が中古車価格に影響を与えていることがうかがえます。

ディーゼル車への優遇税制が廃止されたことも影響

かつてディーゼル車は、環境性能が高く評価され、自動車税が軽減される優遇措置が取られていました。しかし、近年、この優遇税制が廃止されたことで、ディーゼル車のランニングコストメリットが減少しています。

優遇税制廃止によるディーゼル車の魅力低下

Yahoo!知恵袋でも、「ディーゼルエンジン優遇処置が廃止されました。自動車税の恩恵がなくなったので、買取額が高い内に手放した車両が多いと思います」といった回答が見られ、優遇税制の廃止がディーゼル車の魅力を低下させたことが指摘されています。

ディーゼル車の保有コストが増加したことで、買い替えを検討するオーナーが増えています。結果的に、中古車市場へのディーゼル車の流入が増え、価格が下落しやすい状況が生まれているのです。

他にも考えられる理由

CX-5の中古車価格の低下には、上記以外にも、いくつかの要因が考えられます。

CX-5の流通量増加による全体的な価格下落

国内で販売されるSUVの中でも、CX-5は非常に人気が高く、販売台数も多いモデルです。知恵袋の回答でも、「それだけ球数が多くなり、市場では溢れかえるので当然値下がりは激しい車種になりますね」と述べられているように、大量に市場に流通することで、全体的な相場が下がりやすくなっている可能性があります。

残価設定ローンの影響

CX-5の多くは、残価設定ローンで購入されているケースが多いと言われています。知恵袋でも、「見た所、3年落ち、5年落ちが多いから残価設定の車両なんじゃないでしょうか?」という回答が見られ、残価設定ローンの影響が示唆されています。ローン満了時に、まとめて中古車市場に流れ込むことで、一時的に供給過多となり、価格が下落するのかもしれません。

以上のように、CX-5の中古車価格の下落には、マツダ特有のマイナーチェンジ年次改良サイクル、ディーゼル車特有の問題、優遇税制の廃止など、複数の要因が絡んでいると考えられます。加えて、CX-5の高い人気と残価設定ローンの影響なども、価格下落に拍車をかけている可能性があるでしょう。

まとめ

CX-5の中古車が安い理由としては、マイナーチェンジや年次改良が頻繁に行われることで旧型モデルの価値が下がりやすいことや、ディーゼル車特有の問題によるトラブルの発生と売却が考えられます。

ただし、状態のいい中古車を選べば、お得に購入できるチャンスでもあります。購入する際は、整備記録をしっかりとチェックし、ディーゼル車の特性を理解したうえで、慎重に検討することをおすすめします。