こちらでは、車ローンの月々支払いと頭金、そして年収から見る支払い状況、ワンランク上の車購入方法について詳しく解説しています。
車ローンと月々支払い額
車を購入する際には、確かに欲しい車を手に入れることが重要ですが、購入後の維持費用についてもしっかりと考慮する必要があります。車の購入費用だけでなく、保険料、燃料費、定期的なメンテナンス費用、税金など、車を保有するためには様々な経費が発生します。これらの費用は、車を長期間にわたって利用する上で避けては通れないものであり、車の選択に大きく影響を与える可能性があります。
そのため、車を買う時の段階において、年間レベル、月間レベルでの使えるお金について考える必要があります。
まず、車ローンは「いくらローンにするか?」という点や「金利」、「支払い期間・回数」によっても変わってくるので一概には言えないために、よく見る条件で固定して話しをしていきます。
ここで「いくらローンにするか?」ということで、頭金の設定について説明します。
- 頭金は車購入費用の2割から3割が目安
- 頭金なしで購入すると購入する車のランクを上げにくい
- 最近は頭金なしも普通になっている
車の頭金については、用意できることに越したことはありませんが、頭金が用意できない場合についても仕方なしと思います。
そもそも、ローンを利用するようなシーンではそういった場合も多いですからね。
そのため、こちらでは頭金を用意した場合とそうでない場合を両方説明します。
ただし、頭金がある場合とそうでない場合に、月々の利息差も計算しますので、これが高いと感じる場合は1割でも良いので絶対頭金を用意してください。
ローン金額以外の条件については次のような形で計算します。
- 頭金を設定する場合:ローン金額の2割
- 金利:年3.5%、複利
- 支払い回数:5年(60回払い)
- ボーナス払いなし、月末返済
- 元利均等返済(支払い額が一定になる払い方)
- 返済開始は1ヶ月後、元金据え置き期間なし
- 端数は切り捨て、最終返済額の差は無視
※計算詳細や端数処理は各金融機関によって異なる場合があるため目安として利用推奨、keisan.casioにてシミュレーション
ちょっとした計算をした場合には「○○万円」などで数字をまとめていないので、表記がごちゃごちゃして少し見づらいかもしれませんが許してください。
では、車の金額別に月々のローン支払い額と頭金についてみていきましょう。
250万円の車:月々のローン支払い額と頭金
月々の支払い額 | |
頭金なし | 45,479円 |
頭金あり | 36,383円 |
総支払額の差 | 545,760円 |
250万円の車をローン購入した場合の月々支払いは、頭金なしで45,479円となりましたが、この金額が人によって高い場合と低い場合があると思います。
ちなみに、これは最低必要な支払い金額で、ここにガソリン代や駐車場代などの別費用が掛かります。
このことは後に詳しく説明していきます。
なお、結構注目したいのは頭金を用意した場合との総支払額の差で、545,760円の差額となっています。
頭金を用意したのは250万円の2割なので50万円で、545,760円から頭金を引くと45,760円に利息差が出ています。
この利息差を月々の負担に割ってみると762.6円でした。
車維持費などを考えると厳しい
車の購入と維持には確かに多大な費用がかかります。月々のローン支払いに加えてメンテナンス費用、車検、駐車場料金、燃料代など、様々な出費が必要です。これらの車関連の支出が収入の3割程度にも上ることを考慮すると、車を所有することの経済的な負担は決して軽くないということが理解できます。
- 軽自動車:年間40万円前後
- ミニバン:年間60万円前後
- エコカー:年間50万円前後
重要なのは、高額な費用がかかることを理解した上で、失敗しない車選びをすることです。特にローンで車を購入する場合は、返済能力を超えないように計画的に行動する必要があります。車の購入費用だけでなく、維持費用も含めたトータルコストを考慮し、自分の収入や生活費と照らし合わせて、無理のない範囲での車選びが求められます。
貯金から一括で車を購入できる場合は経済的負担が少なく済みますが、それでも維持費用は避けられません。ローンで購入する場合には、返済計画をしっかり立て、将来の収入や支出の変動も考慮に入れることが大切です。車を手放すことにならないよう、また最悪の場合、経済的な困難に直面しないように、慎重に計画を立てることが重要です。
年収250万円なら車ローンはいくらまでいける?
年収250万円で車ローンを検討している場合、いくらまで借りられるかは、融資を行う金融機関の審査基準や、借りる側の職種、勤務状況、信用状況などによって大きく異なります。年収が250万円の場合、車ローンの審査を通過すること自体が難しい状況もありえますが、条件によっては100万円超の車ローンを組むことが可能な場合もあります。
公務員や大手企業の正社員など、安定した収入がある場合は、ローンの審査において有利に働く可能性があります。また、返済額や返済期間を適切に設定することで、年収に見合ったローン計画を立てることが重要です。保証人を立てることで、審査の通過率を高めることも一つの方法として考慮する価値があります。
ただし、車の購入と維持には相応の費用がかかるため、車体価格を抑えるために中古車の購入を検討することをお勧めします。中古車の場合、新車に比べて初期投資が少なくて済みますし、維持費用も抑えることが可能です。購入する車の種類や年式、走行距離などを慎重に選ぶことで、予算内で最適な車を見つけることができるでしょう。
車ローンを利用する際には、自分の収入や支出をしっかりと把握し、返済計画を現実的に立てることが必須です。無理のない返済プランを考え、将来の財務計画に支障をきたさないようにすることが大切です。車を購入する際には、単に車両の購入費用だけでなく、維持費やランニングコストも含めたトータルコストを考慮して、慎重な判断を下すことが求められます。
年収250万円で選べる車
「年収250万円だったら軽自動車がいいかもしれない」とよく言われますが、それは新車の話。でも実は、軽自動車に限らず他の選択肢もあります。
軽自動車を批判したいわけではないんですが、ただ単に予算の都合で軽自動車を選ぶ必要はないってことが言いたいのです。
実際には、いい軽自動車を選ぼうと思うと、コンパクトカーなどの普通車の方が安い場合が多いですし、中古車市場でもそんな感じです。だから、もう軽自動車が安いとは一概に言えなくなっています。
新車なら軽自動車でも、普通車なら中古を選ぶのがいいかもしれませんが、軽自動車だからといって必ずしも安くないので注意が大事です。
年収250万円の場合、上で話したように車体価格100万円くらいの車を選ぶことになるので、中古車を買う際のリスクも考えてみましょう。
中古車を買うリスク
中古車を買うことは、新車を買うよりも少し心配があるとよく言われます。でも、新車だって完全に安心とは限りません。
新車を買うと、たくさんお金がかかる上に、事故や盗難にあってしまったらお金が無駄になるかもしれません。
だから、中古車を選ぶっていうのは、新車に比べて故障するかもしれないリスクや、悪い車を買ってしまう心配を抜きにすれば、そんなに大きな違いはないってことがわかります。
リスクを受け入れてでも、車を安く手に入れられるなら、中古車を選ぶのもいい選択ですよ。
私は安全性について少し不安があるので、軽自動車はあまり好きじゃないんです。だから、新車で軽自動車を買うくらいなら、中古の普通車を探すことにします。
年収250万円前後だと中古車しか選べないのか?
このように年収250万円前後では、購入できる車は限られてくるのでおのずと中古車がメインになりますが、買い方によっては良い車を探すことが出来る反面、リスクも存在するのでそれを考慮して選択することが求められるでしょう。
とはいえ、全く保証も無いものを購入するのはとても危険な賭けになります。
そこで店舗ではなくネットだからできる最長10年保証の中古車検索サービスを利用してください。
こちらは非公開情報も含めて検索できて便利ですので、限られた予算で最高の車選びをするならば、使えるものは使っておきましょう。
ワンランク上の車を買う方法
年収と車の価格を比較してみたとき、「収入だと軽自動車しか選べないかも」と感じることもあるかもしれません。でも、大切なのはどうやってお金を上手に使うかです。
頭金をどれだけ用意できるかについて話しましたが、実は欲しい車を選ぶ範囲を変えることも一つの方法です。
ここでは、年収を基にしたら思ったよりも小さな車しか買えなかったという人が、どうやったらもう少し大きな車や自分がもっと満足できる車を手に入れることができるかを考えていきましょう。
ワンランク上の車を買う方法
ワンランク上の車を買う方法は次の3つです。
- 中古車で良い条件の車を探す
- 頭金を用意する
- 長めのローンを利用する
中古車を選ぶ際に、予算を基準にすることで、自分の予算に合った車を選ぶことが可能です。予め現金を用意しておくことにより、支出を減らし、毎月の支払いを軽減することができます。
車の購入と保有には、その後の生活に影響を与えないよう、毎月の支払いを慎重に考えることが大切です。月々の支払いを抑える工夫をすることで、もともとは手が届かないと思っていたようなワンランク上の車も、購入の選択肢に入れることができるかもしれません。
たとえ年収が300万円であっても、現金での一括払いや、ある程度の頭金を用意することができれば、外車を選ぶという選択肢もあり得ます。外車の場合、部品交換などで大きな出費が必要になることもありますが、人気の外車ブランドでは、以前に比べて維持費がそれほど高くない場合もあります。
結局のところ、車をどれだけ安く手に入れられるか、そして現金をどれだけ用意できるかによって、月々の負担が大きく変わります。これにより、買える車の範囲も広がるわけです。より良い車を求める場合、予算内で最大限の価値を得られるように、購入計画を慎重に立てることが重要です。
車を持っている方は下取りの見直し必須
ローンで車を購入しようとしているけれど、すぐにたくさんのお金を用意するのが難しい場合もありますよね。そんなとき、今持っている車の下取りを見直すことが大切です。
もし今の車が古くても、思ったより良い評価をもらえないと諦めてしまうのは早いです。1ランク上の車を買いたいなら、下取りの価値を見直すことがとても重要になります。
よく、「査定額」と聞くと、その車の価値がどのくらいあるかを示す金額だと思いがちですが、実際は車買取業者がその車を買い取るときに出す金額のことを指します。この点を忘れずに、自分の車の下取り価値を最大限に引き出すために、何社かの買取業者に見積もりを依頼することも考えてみましょう。
そうすることで、予想以上の下取り価格がつくかもしれませんし、それによって新しく購入する車の負担を少しでも軽くすることができるかもしれません。車を購入する際には、新しい車の価格だけでなく、今の車の下取り価格も含めてトータルで考えることが大切です。
査定業者を争わせるという方法で下取りの見直しができますので、少しでも有利に車を買いたい方は今ある車で頭金を作ってください。
新車を探す前に新古車を探してみる
もちろん、新車であることは色やグレードが選べるなどよいこともありますが、特別にこだわりもないのに値引きをしたい、でも新車が良い、というのはどちらかにするだけで相当気持ちよく考えられますので、中古車になったばかりの車、通称「新古車」を探してみてはいかがでしょうか。
オススメの探し方については、実際にやってみた画面がありますので、参考にしてみてください。
300万円の予算でもアルファードやヴェルファイア、エルグランドを購入しようとすると、やはり中古車から選ぶことになりますので、新古車にあわせて中古車選びに役立ててください。
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