事故を起こしている車は車を売るときには値段が下がりますし、買うときにはなにか不具合が起こるのではないかと心配です。
このように、中古車で事故歴があると価値が下がってしまいます。
車を買うときには、事故状態の車を意図してわざと安く買うならまだしも、そうでないならば事故を経験している車は出来れば避けたいものです。
今回は大きな事故を起こしている車を見分ける方法をお伝えしていきたいと思います。
中古車:修復歴・事故歴の調べ方
追突されて全体に影響しないような、小さな修復歴は判別が難しいですが、例えば横転まで行かなくても車体がよじれるような事故車や修復歴車の見分け方は簡単です。
車には窓ガラスがあり、どんなに強化ガラスだといっても、外部から大きな圧力があればひびなどが入ってしまうので交換します。
また、修復歴の有無を直すときには、強固なフレーム部分(ロッカーパネル)を固定して修復を行うため、この部分を見ればわかる場合があります。
つまり、中古車の修復歴や事故歴を判定する方法には次の2つの方法があります。
- ガラスの交換がされているのか
- ロッカーパネルが固定された形跡があるか
これらを見ることで、素人でも多少の判定は可能になります。
自動車のガラス交換で事故歴・修復歴を判定する方法
自動車のガラスには、実は多くの情報を取得できることをご存知でしょうか?
分かり易いところでは後方ガラスの角にどこのメーカーがいつ作ったのか書いてあります。
この情報を見ると事故があったのか判断する材料になるでしょう。
他のガラスと比べて製造年月日やメーカーが異なる場合において、全く事故が無いという主張をしている業者がいたら要注意です。
製造年月日を判定するのは正直難しい
ここで注意してほしいのは、ガラスの製造年月日やメーカーがわかるからといって、特に製造年月日で判定するのは難しいということです。
製造年月日は特定の場所に「点」を打つことで表しているのですが、これをしっかり見るのはなかなか難しいものがあります。
また、日本の国産メーカーでは車のガラスは「旭硝子株式会社」「日本板硝子株式会社」「セントラル硝子株式会社」と3社ありますが、全て同じところから調達するとも限りません。
ただし、「NISSAN」の文字に注目してほしいのですが、すべての窓ガラスがメーカー刻印がある中で、一つだけ刻印がない場合はかなり怪しいとみて良いでしょう。
これを知ると車の査定士が何をしているのかわかってしまいますね^^;
何も話していないのに「ドア交換しましたか?」とか修復歴がばれるのは、ヒンジのずれなどによるものもあれば、窓ガラスの交換形跡でもわかってしまうようです。
ロッカーパネルで事故歴・修復歴を判定する方法
ロッカーパネルの位置は車横のドア下部分で、こちらを固定して車を直すのですが、ロッカーパネル部分も縁石に乗り上げて損傷をするということは珍しいことではありません。
そのため、ロッカーパネル部分に損傷があるからといって、必ずしも修復歴がある車と判定ができないので注意が必要です。
また、私が悪徳の中古車屋ならば、ロッカーパネル部分を簡単に直しておくことは行いますので、ロッカーパネルに傷がない点で逆に修復歴のない車という判定もできません。
ただ、ロッカーパネルに違和感があったときに修復をした車なのかどうかを質問するというのは、とても有効なので車を上だけでなく下からも見るようにしてください。
車をしたから見るというのは確かに査定士がやっていることで、ロッカーパネルなどを確認しているということが改めて良く分かります。
事故車をどうしても避けたいならネット中古車屋がおすすめ!
中古車を購入して最も残念なのは「修復歴車でないから買ったのに実は修復歴車だった!」というものです。
このように明らかにだまされて買った場合もあれば、事故車の疑いを持つだけでも実際は嫌なものです。
その点で、最近はネットの中古車屋が注目されていて、こちらで取り扱うのは修復歴車がありません!
さらに、保証を最長10年付けることでこの主張も裏付けがあるといえます。
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修復歴車と事故車の違い
修復歴車と事故車の違いはなかなか難しいわけですが、これらは区分して考えるべきです。
ちょっとバンパーをつぶしてしまったとしたらこれは事故車ですが修復歴のある車ではありません。
対して、車後部を追突されて大きくつぶしてしまった場合に、完璧に修理してもこれは修復歴のある車となってしまいます。
事故車と修復歴の違いは、車の骨組み構造(モノコック構造:全体で支えるフレームのような骨格部分)に損傷があるかどうかが重要であって、修理歴と修復歴も似ているようで厳密には分けて欲しい言葉です。
モノコック構造は完璧に修復することができませんので、これが恒久的な価値低下となってしまうのです。
そのため、ユーザー側においても事故車と修復歴のある車の認識を区別したほうが紛らわしくないので良いかと思います。
修復歴は公取協で定義されている
「社団法人:自動車公正取引協議会」という団体で、修復歴車の定義をしています。
- フレーム
- フロントクロスメンバー
- フロントインサイドパネル
- ピラー
- ダッシュパネル
- ルーフパネル
- ルームフロアパネル
- トランクフロアパネル
- ラジエターコアサポート(交換)
これらの要素を修復した車は修復歴車となります。
ここで注意して欲しいのがここの要素以外の損傷が、どんなに酷くても修復歴車にはならないということです。
先ほども申し上げたように骨組み部分の完全修復は不可能なので、それ以外の部分についてはパーツ交換で何とかなる場合が多いです。
細かい話ですが、これはモノコック構造の車であって、ラダー構造の車ならフレーム自体の交換も出来ますから、この限りではないでしょう。
実は修復歴も悪いものではない
ここまで修復できない損傷を負った車は価値が低くなりますので、避けたほうが良いように思えます。
ただし、果たして車の骨組みに多少難があっても日常利用に困るでしょうか?
例えば車がまっすぐ走らないのは大問題ですが、重量バランスが悪いぐらいなら別に気になりませんよね?
人が乗っていたり、荷物が偏って乗せているなら重量バランスが偏ります。
つまり、言いたいことは骨組み部分に損傷をおっていても、完全に修理できないといっても、それが問題になるでしょうか?
車が安くなるなら、多少の不安要素があっても良いという人もいます。
私の親戚は日産セレナの修復車を格安で買いました。
結果的にスライドドアが片側開かなくなって、修理する羽目になりましたが、車体自体は修復歴が無い車に比べて半額程度で買うことが出来ました。
このように修復歴は気にならない、気にしない人にとっては安くする要素として利用できます。
もちろん程度によりますよ?
骨組み部分が切れてしまって音がうるさいなんていうのは論外でしょう。
「修復歴」という悪のレッテルが貼られた車は気にしない人にとってはお宝中古車になる可能性がある、リスクを承知で安く買いたい方は検討してみても悪くないのではないでしょうか。
車を売るときは事故歴などでうそをつかない
車を売るときには修復歴がある車よりも無い車のほうが高く売れるでしょう。
そのため、修復歴がある車を無いと偽った場合には、詐欺罪に問われる場合があります。
さらに、車買取業者から瑕疵担保責任を主張されるケースが多いです。
買い主は売り主に対して強力な賠償請求権を持っている
瑕疵担保責任を簡単に説明すると、売主(あなた)は買主に対して売却した車体に対して大きな責任を負うです。
売った車両についてなにかしら不具合があった場合に、売主は買主に損害を賠償しなければいけないというものです。
消費者は基本的に強い立場であることが多いですが、車買取においては実は弱い立場にあります。
偽りの情報によってせっかく車を高く売っても、いつ損害賠償されるかわかりませんから嘘偽り無く修復歴についてはお話しましょう。
「査定士も人」修復歴を見逃すこともあり
多くの場合には、その場で判明しますが技術力のある査定士でも0.2%~2%は見逃してしまうそうです。
もちろん、見逃したことを売主が主張しても効力に影響しません。
瑕疵担保責任というのはこのようにユーザー不利なものなのです。
中古車の修復歴・事故歴の調べ方:まとめ
中古車の修復歴・事故歴の調べ方を見てきましたが、素人が簡単にできるものではないということは説明を見てわかったと思います。
ただし、中古車を大きな事故を経験しているかどうか、確実な判定は難しくてもその兆候は確認できることはあります。
また、その兆候があるときに車屋に質問することで、業者へのけん制にもなりますので、何もしないよりは事故車かどうかを判定する姿勢を見せることは大切です。
一般の大衆車では現実的ではないかもしれませんが、高級車やどうしても修復歴があるのか調べなければいけない場合には、日本自動車査定協会という団体が、査定を請け負っていますので、第三者の意見を聞くことが可能になります。
地区を選んで査定を申し込めばOKですが、わざわざ大衆車を購入するのに利用するまでもありませんから、事故車と疑わしきは買わずに、他の車を探したほうが賢明でしょう。
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意外に知られていないことですが、良い車は業者間で買われてしまい、一般の人が良い車を安く買う事は難しいです。
しかし、今はネットから流通段階の非公開車両を見ることが出来ます。
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