こちらでは、アルトの人気・不人気の車体色を中古車流通データより分析してランキングにしています。
アルトの購入のときに、「どの色を選んだら損がないか」で役立ててください。
※本ページにおけるアルトの画像はスズキ公式サイト「https://www.suzuki.co.jp/car/alto/360viewer/large/main.html」より引用しております
アルト【人気・不人気の色】まる分かりランキング
アルト車体色の流通比率と価格倍率の表で、流通比率(売れている順)でランキングにしました。
順位 | 色 | 流通比率 | 価格倍率 |
1 | ホワイト | 39.0% | 0.84 |
2 | シルバー | 21.3% | 1.06 |
3 | ブラック | 9.8% | 1.13 |
4 | ブラウン | 8.3% | 1.21 |
5 | ブルー | 6.8% | 1.14 |
6 | ベージュ | 4.7% | 1.23 |
7 | レッド | 3.9% | 0.94 |
8 | ライトブルー | 3.1% | 1.04 |
9 | クリーム | 1.5% | 1.10 |
表のアルト中古車データは以下の分析対象および期間によって行われました。
- 調査対象年式は「平成30年式」から「平成27年式」(最も売られる中古車が多い3年落ちから5年落ち付近のデータ)
- 修復歴がある車(主に大きな事故をした車)と高品質の車は調査対象車から除外
- 「流通比率」は調査台数中の占有比率、「価格倍率」は調査グレード総平均価格から車体色平均価格を比べた倍率
- 調査は2021年01月02日に行い、過去1年分の中古車流通数「2933」車両を調査
- 調査対象グレードは「L」
アルトの人気色は「ホワイト」で、流通比率を見ると39%と高いシェアを誇ります。
次いで「シルバー」であり、こちらは流通比率が21.3%とそれなりのシェアを持っています。
この2色でアルト全体の6割シェアを握っているわけですが、注目してほしいのは「ホワイト」の価格倍率です。
「ホワイト」の価格倍率は0.84倍となっていて、下取り評価で不利になりやすい傾向があるのです。
この理由は「ホワイト」が法人などで社用車として利用されていることです。
このことで、「ホワイト」がよく買われていることに加えて売られることによって、市場の原理として「ホワイト」の車体色が多く流通するので下取りで不利になるというわけです。
以上より、結論としてアルトの車体色を選ぶ時に少しでも得をするならば、「ホワイト」以外を選ぶようにしてください。
小さな点では「レッド」も価格倍率は悪いですが、こちらは流通比率が3.9%と低いので参考程度で大丈夫です。
あわせて、アルトの車体色選択で下取り評価を期待するならば、「ブラック」「ブラウン」「ベージュ」がおすすめです。
価格倍率で言えば「ベージュ」が最大になりますが、無難に考えれば「ブラック」が安定して下取り評価に貢献すると考えています。
続けてアルトの車体色をもう少し具体的に見ていきます。
ホワイト
アルトの車体色でトップのシェアを持っているのが「ホワイト」です。
その理由は途中でも述べたように、法人などで社用車として利用されることが挙げられます。
当然一般ユーザーとしてはそのような社用車需要に巻き込まれるのはもったいないですから、アルトの車体色選択において「ホワイト」は避けるべき色です。
シルキーシルバーメタリック
「ホワイト」に次いで人気があるのは「シルキーシルバーメタリック」でしたが、こちらも社用車として利用されている可能性があります。
そのこともあって、アルトで下取り評価を期待して車体色を選ぶ場合には「シルキーシルバーメタリック」は選ばない方が無難と考えています。
近年は銀色が人気車体色から外れていて、さらに不人気色に落ちている状況も確認できることと、別に下取り評価で有利な車体色があるので、そちらを選ぶことをおすすめします。
ブルーイッシュブラックパール3
アルトの車体色で最もオススメなのが「ブルーイッシュブラックパール3」です。
他にも価格倍率が高い車体色はありますが、安定した人気の黒系は最も無難な選択であると判断しています。
黒系塗装の難点は汚れと傷が目立ちやすいので、定期的に洗車などが出来る方に「ブルーイッシュブラックパール3」は向いている色といえます。
アーバンブラウンパールメタリック
意外に価格倍率が高いのは「アーバンブラウンパールメタリック」です。
確かに写真で見ると思ったよりも悪くない色といえます。
というのも、ブラウンの色は他の車種ではもっとマイナーな車体色であり、価格倍率についてもそれほど高くないケースが多いからです。
その点で、アルトの下取り評価を狙って車体色を「アーバンブラウンパールメタリック」にするといった少し冒険するのも悪くないかもしれません。
フィズブルーパールメタリック
「フィズブルーパールメタリック」のような、ブルー系の色はあまり価格倍率が良くない傾向があるのですが、アルトの場合は例外のようです。
「フィズブルーパールメタリック」の価格倍率は1.14倍と下取り評価で期待が持てます。
明るい色の車体色で「ホワイト」を避ける場合には「フィズブルーパールメタリック」の選択はありでしょうか。
シフォンアイボリーメタリック
調査した中で価格倍率が1.23倍と最も高かったのは「シフォンアイボリーメタリック」です。
ただ、正直言ってこの価格倍率が高かったからといって「シフォンアイボリーメタリック」を選ぶのは少しリスクがあります。
下取り評価を期待してアルトの車体色選びをしたい場合には「ブラック」が最も無難だと判断しています。
フェニックスレッドパール
アルトの「ホワイト」以外の車体色で価格倍率が1倍を切ったのは「フェニックスレッドパール」です。
当然下取り評価を期待してアルトの車体色を選ぶ場合には「フェニックスレッドパール」は避けるべき色です。
アルトの外観からすると「フェニックスレッドパール」はそんなに悪い色ではないと思うのですが、やはり赤は派手すぎでしょうか。
アルトの色選びは「ブラック」が無難な選択
アルトの車体色について最も人気がある「ホワイト」では価格倍率が0.84倍と低いために、この色を避ければあとは気に入った色を選んでも問題ありません。
その中で、アルトの車体色で安定して下取り評価が期待できるのは「ブラック」と判断しています。
残念ながらアルトではパール色の設定がないですが、車全体のトレンドとして黒かパールが無難かつ最適の車体色選択になっている傾向があります。
その点で、アルトの車体色を下取り評価を期待して選ぶならば「ブラック」が将来下取りをする場面で安定した評価が得られる可能性が高いためおすすめします。
以上、アルトの車体色選びで参考にしてください。