こちらでは、フィットの人気・不人気の車体色を中古車流通データより分析してランキングにしています。
フィットの購入のときに、「どの色を選んだら損がないか」で役立ててください。
※本ページにおけるフィットの画像はホンダ公式サイト「https://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/styling/design/」より引用しております
フィット【人気・不人気の色】まる分かりランキング
フィット車体色の流通比率と価格倍率の表で、流通比率(売れている順)でランキングにしました。
順位 | 色 | 流通比率 | 価格倍率 |
1 | シルバー | 35.6% | 0.96 |
2 | ブルー | 23.5% | 0.93 |
3 | ブラック | 13.6% | 1.06 |
4 | パール | 9.0% | 1.16 |
5 | グレー | 6.1% | 1.17 |
6 | ホワイト | 4.6% | 0.80 |
7 | パール2 | 3.2% | 1.07 |
8 | レッド | 2.9% | 1.01 |
9 | ワインレッド | 0.2% | 1.41 |
表のフィット中古車データは以下の分析対象および期間によって行われました。
- 調査対象年式は「平成30年式」から「平成27年式」(最も売られる中古車が多い3年落ちから5年落ち付近のデータ)
- 修復歴がある車(主に大きな事故をした車)と高品質の車は調査対象車から除外
フィットの人気・不人気の車体色についてランキングとして表にしましたが、その結果をみて分かったのは「シルバー」「ブルー」で約6割近くのシェアを持っているということです。
これはフィットが社用車などのビジネスで使われることも影響しています。
そしてその影響は価格倍率にも反映されていて、「シルバー」では価格倍率0.96倍、「ブルー」では価格倍率0.93倍と、平均よりも低いことが分かります。
このことは下取り時において評価が悪くなるということを指しているため、この傾向を持って今からフィットを購入する方にはおすすめ出来ない車体色と考えています。
反面、「ブラック」「パール」については、流通比率は相対的に低いものの、価格倍率は1倍を超えることから、下取りで有利に評価されやすい車体色です。
この点より、これからフィットを購入する方で経済的な面や下取り時の評価を気にする場合における車体色選択では、「ブラック」もしくは「パール」を選ぶことをおすすめします。
ところで、フィットは現行型で次のタイプで分かれていて、「BASIC」以外はツートンカラーが選べます。
- BASIC
- HOME
- NESS
- LUXE
- CROSSTAR
タイプの序列としては「BASIC<HOME<NESS<LUXE」であり、「CROSSTAR」はSUVライクなフィットであるために別扱いと考えた方が良いでしょう。
こちらでは、モノトーン(単色)で車体色を評価していましたが、ツートンにおいてもメインカラーで車体色の優劣を比較出来ますので参考にしてください。
続けて車体色についてもう少し具体的に見ていきます。
ルナシルバー・メタリック
フィットを購入する場合にはあまり望ましくない車体色として「ルナシルバー・メタリック」が挙げられます。
ビジネスで一括購入する場合には売られる場合も一括で売られることが多く、その状況から銀色のフィットは量が多いので、下取り評価で不利になりやすいです。
「ルナシルバー・メタリック」の価格倍率は0.96倍と悪くはないものの、他にもっと良い選択があります。
どうしても銀色を選びたいという場合以外には「ルナシルバー・メタリック」の車体色選択は避けるべきといえるでしょう。
このような状況、つまりは車体色について流通量は多い(人気がある)のに価値が低くなるのは商用車で利用される車で良くあることですので、色選択には気をつけてください。
ミッドナイトブルービーム・メタリック
フィットの車体色を選ぶうえで避けたい色ベスト1は「ミッドナイトブルービーム・メタリック」です。
「ミッドナイトブルービーム・メタリック」の価格倍率は0.93倍と低く、下取りでの評価は残念な状況です。
「ミッドナイトブルービーム・メタリック」は、シルバー同様に流通量は多いけれども下取りで不利という状況の車体色です。
また、「ミッドナイトブルービーム・メタリック」の選択には33000円追加でお金が必要な点もオススメできないポイントです。
クリスタルブラック・パール
フィットを購入する場合に最も無難な選択は「クリスタルブラック・パール」です。
「クリスタルブラック・パール」の流通比率は13.6%と高くはないものの、一定の人気がある色と評価出来るでしょう。
また、「クリスタルブラック・パール」の価格倍率は1.06倍と平均を上回っていますので、下取り時の評価も期待出来ます。
「クリスタルブラック・パール」は車体色選択において追加で費用が必要無い点も評価出来るポイントです。
プラチナホワイト・パール
フィットを購入して最適な車体色を選択したいならば「プラチナホワイト・パール」は候補に絶対に入れたい色です。
パール系の流通比率は「パール2」も考慮すると16.8%と低くありませんし、価格倍率も加重平均すれば1.1倍付近になります。
その点で「プラチナホワイト・パール」は人気や下取り時の評価を考えると積極的に選びたい色です。
ただ、近年はフィットのパール色もさらに上級の車体色があるので、最適な車体色というとそちらに軍配が上がりそうです。
なお、「プラチナホワイト・パール」の車体色を選ぶには33000円が追加で必要な点も考慮してください。
プレミアムサンライトホワイト・パール
フィットのパール系最上級色である「プレミアムサンライトホワイト・パール」はなんと五層構造の塗膜を持ちます。
塗膜が5層になると何が良いのかといえば、色が良いのは当然として劣化を含む耐久性が向上します。
塗装について作業工程が増えるので、「プレミアムサンライトホワイト・パール」の選択には55000円必要ですが、この出費をしても十分にもとがとれると判断しています。
シャイニンググレー・メタリック
意外に下取り評価が高いのは「シャイニンググレー・メタリック」でした。
「シャイニンググレー・メタリック」の価格倍率では1.17倍であり、それなりの流通比率を持つ車体色では最も高い数字を出しています。
ただし、将来もこの数字が期待できるかといえばそんなこともないと判断していますので、経済性でフィットの車体色を選ぶ場合にはパール系を選んでおくことがオススメです。
フィットの色選びは「パール」系がおすすめ!
フィットで人気がある車体色は流通比率から「シルバー」「ブルー」でしたが、実際に価格倍率を見て見ると1倍を下回る結果でした。
反面、「ブラック」「パール」では流通比率は多くないものの、価格倍率が1倍を超える状況なので、相対的に下取り評価に期待出来る車体色です。
以上の点から、フィットを購入する上で下取り評価など経済性を重視するならば、「パール」系、次いで「ブラック」がおすすめです。
近年は過去に人気色だった「シルバー」「ホワイト」の人気が落ちて不人気色になってきています。この点は価格倍率からも確認出来ますので十分に注意してください。
以上、フィットの車体色選びで参考にしてください。