- 対応に難があるためにトラブルに合わないように注意したい
- トラブルに合わないポイントは「すぐ売買契約をしない」「毅然とした態度で交渉すること」
- 買取実績は業界2位であるために車を高く売ることは可能!(ただし相見積もりは必須)
近年最も力を伸ばしている車買取業者はビッグモーターですが、その影響もあって悪い評判も散見します。
このような評判が散見する中で不法行為の疑いもあり、評判や口コミの真偽も重要ですがそのような評判が立つ時点でも問題があります。(火の無いところに煙は立たないため)
評判を見る限りでは出来れば避けたい業者となるのかもしれませんが、筆者は車を高く売るためにはビッグモーターとうまく付き合っていく必要があると判断しています。
そのためこちらでは、あなたがビッグモーターの評判や口コミをみてトラブルを避けながら車を高く売る方法を解説していきます。
なお、2023年に発覚したタイヤパンク・保険金請求関連の事件があり、確かに「やばい」という評価にふさわしいものとなっています。
こちらは、ビッグモーターの買取について解説しているページなので、これについて詳しくは説明しませんが、以下の動画を見ればその概要は把握できるでしょう。
ビッグモーターの評判はやばいのか
ビッグモーターの評判や口コミを調査したときに、真っ先に見ることが出来るのは評判が悪いだとか最悪という評価ですが、実際に本当なのか疑問があります。
というのも、車をどの業者に売却するかは、選択肢があれば査定額が高いから売る、またトラブルがなさそうだから売る、ということになるはずです。
ビッグモーターは大手車買取業者の業界第2位の規模であり、トップのガリバーとは買取台数で離れているものの、大手として十分に多い車買取台数です。
大手買取業者 | 買取台数 |
ガリバー | 22万台 |
ビッグモーター | 13万台 |
ラビット | 12万台 |
T-UP | 7.2万台 |
アップル | 6.5万台 |
ユーポス | 4万台 |
カーチス | 4万台 |
カーセブン | 3万台 |
つまり、査定額が低い業者には売りませんし、買取の態度が悪い業者にも売らないはずで、そのことを考えるとこれだけ多くの車買取を出来るというのは、買取金額が高いか、評判が車を売りたくなくなるほど悪くないということになりますよね。
以上より、確かに査定額が常に高い金額を出すとは限りませんが、全面において安い金額でしか車を買わないということは否定できるでしょう。
ビッグモーターの悪評・噂の真相
ビッグモーター関連の検索ワードで「ビッグモーター 嘘」というものがありますが、この検索ワードの意図が一体何について嘘というのか不明でした。
そのため、調査した結果は車査定額の交渉面での出来事に該当する可能性があったので、続けてその説明と、近年のビッグモーター不祥事について解説します。
嘘・詐欺・嘘つきの噂
まず、車査定額というのは車価値を測定した金額ではなく、業者のあなたとの車売却額の交渉金額であるという点を理解してください。
基本的に車買取業者はわざわざ高い金額で車を購入しようとはしません。
車オーナーが不本意であるかどうかはさておき、安く売ってくれるのに高く買います!というのもおかしな話ですので、車価値を知らない車オーナーは残念な状況になってしまいますが、取引自体には問題がないということです。
ただし、営業力で粗利を出すという手法は情報が共有されやすいご時世において限界がありますし、ばれたときにはこれも共有されてしまうことは過去よりも管理したいイメージ悪化リスクの一つです。
法的には問題ない、また訴えられなければ問題ないとするケースも残念ながら存在しているようですが、悪評は確実に広まってしまいます。
以下は、公益社団法人 全国消費生活相談員協会よりビッグモーターに出された「ビッグモーター要望書」です。
火のない所に煙は立たないというように、消費者に対する問題が発生していることが確認出来ます。
車買取業界自体の評判が悪いのはこういったケースが少なからず存在していることで、全てが事実であるとは言いませんがこのような評判が多く存在してしまうこと自体が残念なことです。
評判が悪い・最悪の理由
ビッグモーターの評判が悪い、また最悪という評価の理由は、車買取査定や中古車販売、また整備といった個別的応対に対するものに加えて、ここ数年をさかのぼって組織的な面を見てみると以下の3つに大きな原因があると考えています。
- 組織的な保険加入ノルマ未達成者に対する罰金支払い体制
- 自動車保険水増し請求事件
- ナンバーを付けずに公道を走行疑惑
これらは報道などによって明るみに出ているもので、以下にソースリンクを張っておきます。
- 店長に「罰金」社長が指示か 慣習と説明も社内メール記載 ビッグモーター社保険ノルマ:産経新聞
- ビッグモーターの車「ナンバーなし」で公道走行の目撃談複数 国交省「適切ではない」…対応検討も:J-CASTニュース
- ビッグモーター、保険金不正の真相究明に新展開 早期幕引き狙った損保ジャパンにも責任論噴出:東洋経済オンライン
労働関連問題については、良し悪しは別としてどの企業にもそれなりの問題があるので、これに折り合いを付けることで問題を解決していますが、罰金支払いについては労働関連問題の範疇を超えているものと評価しています。
また、ビッグモーターの労働関連についてはその他の問題についても発生しているようです。
ビッグモーターがパワハラ問題や労働基準法違反の事実を認め、謝罪と今後の改善を約束しました。しかし不利益変更については一向に認めません。:仙台けやきユニオン
自動車保険水増し請求については、損保ジャパンとの間で現在進行中の問題であり、不正に請求額を水増しした場合には、保険なので他者の保険料から多く徴収して事実上の埋め合わせをするので不当なものになるでしょう。
最後のナンバーを付けずに公道を走行するという疑惑については、この行為自体が不法行為で組織的に常態化しているとなればコンプライアンス上の問題となります。
以上の点は、ビッグモーターの組織的な評判が悪い・最悪の理由となり、砕けた言い方をすれば「わかりやすいので悪評を付けやすい」という状況であると評価しています。
加えて、組織側で問題を抱えている場合は、末端従業員を通じて個別的な応対についてもモラルや法令遵守意識の欠如、また行き過ぎた営業ノルマによる望ましくない営業を受けてしまうなどに繋がるので、事業経営の悪循環がさらなる悪評を生んでいる要因になっていると評価出来るでしょう。
ただし、過去には車買取における業界最大手「ガリバー」の悪評が多かった点で、同社はこれを解消するように努力したことを考えると、ビッグモーターについても問題認識から解消に向かう流れもあるのではないかと思います。
ビッグモーター買取のトラブル
ビッグモーター買取を利用してトラブルにあったということを見ていきます。
「大量の電話」と「接客態度」、「無理やり契約を迫る」、「買取相場がすぐわからない」、「電話がしつこい」という望ましくない状況が全て発生しています。
ここまでしたうえで他業者より高く買えば問題ないのですが、こういったケースでは往々にして査定額が他業者より安い可能性が高いです。
そもそも、高く買えるならば車オーナーにとっても業者にとっても面倒で評判が悪くなるようなことはする必要がありませんからね。
近年はガリバーの企業イメージ回復が図られたこともあり、それに代わってビッグモーターの悪評が目立つようになりました。
まさに過去においてガリバーで見た悪評がビッグモーターで見るようになり、おそらくは店舗拡大と広告費の回収で高い利益目標があるものだと判断しています。
筆者は営業マンが悪いともビッグモーターが悪いとも思いませんが、他に車買取業者があることを考えるとトラブルがなく高く買う業者を選ぶことが大切だと判断しています。
もちろん、ビッグモーターが高い金額で車を買う場合には、ある程度のトラブルも込みで考えるべきですが、そうでない場合には積極的に買取依頼したい業者ではないと判断していて、それは実体験がもとになっています。
筆者が遭遇したビッグモーターのトラブル
実は筆者も数年前にビッグモーターの査定申し込みを依頼したために、トラブルに発展しかけたことがあります。
もちろん、対応してくれた業者や店舗の方が悪いわけではなく、ビッグモーターの構造に問題がある可能性がありますので、一つの実例としてみてもらえると幸いです。
なぜか近隣店舗中から掛かってくる大量電話
筆者が車一括査定を利用してビッグモーターにも査定を依頼したのですが、最初に電話が掛かってきたガリバーとの会話中に大量の不在着信がありました。
これは車一括査定を利用したときには、ある意味当然の状況なのですが、電話番号を見てみると近隣のビッグモーター店舗だったために驚きました。
ちなみに筆者だけでなく当然に他の車オーナーも体験しているようで、その不可解さはなんともいえないものがあります。
フランチャイズで行っているならば商圏があるでしょうし、直営で行っていれば効率的な営業をする必要があるので、わざわざ重複して営業をかけることは無意味です。(なぜなら車は1台しかないため)
ちなみに当然コールセンターからも電話が掛かってきたのですが、この対応が非常に困った状況になってしまったことも筆者としては残念に考えています。
コールセンターと現場の対応不一致
各部門で最善を尽くしていることは理解できるのですが、それぞれが統一した目的に合致しない場合には、すべての関係者が不利益を被ることがあります。
ガリバーからの電話を終えたあとにビッグモーターのコールセンタースタッフと話して査定予約をすることになりました。
↓音が出ますので注意してください↓
筆者の親戚が対応することになったのですが、ビッグモーターのコールセンタースタッフにできるだけ早く車を見せて欲しいということで粘られてしまいました。
この点に関しては筆者としても車一括査定を利用して査定予約をしたいところだったので、日程が厳しい状況でも先方の目的や利害も一致しています。
ただしこの話には続きがあり、後に店舗に電話したところ出張査定をするほどの車ではないので査定はしないというものでした。
つまり、コールセンターとしては出張査定の予約を取ることが仕事ではあるものの、店舗としては出張査定はしないということだったのです!
コールセンターからの電話を受けたときには日程が厳しい状況であったのですが、仮にその日程で査定の予約がとれた場合にはどうなっていたのかを考えると整合しない気持ちになります。
結果として査定予約が取れなくて良かったわけですが、このような業務上の食い違いは末端のスタッフに負担が掛かるために、ある意味で車オーナーがそのストレスのはけ口になることも考えられるでしょう。
事業拡大を急いでいる企業にはこのようなことは良くあることですが、それを外から目の当たりにしたという実体験でしたが、ある意味で末端の担当者も苦労しているのだとみてしまう一面でした。
ビッグモーターの買取・査定・アフターサービス
ビッグモーター買取の評判・口コミを見る場合には、次の2種類について分けて考える必要があります。
- 買取価格・相場の高低に対する口コミ
- 買取での業者対応に対する口コミ
もちろん買取価格や相場とあわせて業者対応を見ることもできますが、業者の良し悪しについて考えるならばこれら2要素は分けるほうが、より良い判断ができる材料になります。
業者対応が良い業者が最も低い査定額を付けていて、対応が良いということでその業者に売ることはほとんどないからです。
もちろん、数万円など金額の差が小さいならば担当者が気に入ったということで査定額が低い業者に売ることもありますが、さすがに数十万円の差ではそうしないはずです。
そのため、車は査定額が高い業者に売ることを前提として、トラブルを回避するために業者対応を見るという方法が望ましいと言えます。
なお、後に再度話に出てくるオリコンという第三者機関の調査によれば、車買取を依頼する車オーナーの関心事は次の4種類があり、そのほとんどは車を面倒な手続きなく高く買うことが重要と考えています。
つまり、反対の部分でいえば安い査定額しか付けないのに手間ばかりかけさせる業者は最悪ということになり、確かにこれは車オーナーとして重視したい車買取業者選びで重視したいポイントです。
その点を踏まえたうえでビッグモーターの口コミや評判をみていきましょう。
ビッグモーター買取価格の評判
ビッグモーター買取価格の評判は総じて安かったというものが多く占めています。
ただし、これは当然のことで相見積もりをした場合においては買取できる業者は何社いても1社のみで、場合によっては売らないという選択肢もあります。
そういったことを考えると、買取価格が安いというのは必然的に起こるものであると言えます。
ただし、広告手法で「どこよりも高く買います!」なんていうことを言えば当然反論が出てきますので、その点での査定額が他社より安いという批判は正当性があると判断しています。
お気づきの方も多いと思いますが、相談は出来るわけで高く買うとは言っていない点は注意する必要があります。
結局時間の無駄になる可能性が高いですが、時間的な余裕と気力がある場合には相談するのも悪くありません。
冒頭で見たように車を売る人が関心を寄せる75%前後は、手間がかからずにさっさと高く買う業者に車を売りたいと考えていますので、この例が最も車オーナーから嫌われる業者になります。
では、具体的にビッグモーターの買取価格について安いという口コミを見ていきましょう。
買取価格が安いという口コミ
業者が行ういわるゆステマを除けば、実際にどのぐらいの金額で売れたのか、またその感想を率直に見ることが出来るツイッターでの口コミは、内容がずれているものも多くありますが、有益なものも多いというのは事実です。
そのため、ツイッターによってビッグモーターの買取価格が安いという口コミを調査しました。カーセブンが最も高い査定額を付けましたが、ビッグモーターもなかなか健闘していることが分かります。
筆者の所感ですがビッグモーターは売れ筋の車についてはそれなりの査定額が付く反面、あまり売れ筋ではない車や古い車については査定額が極端に冷遇される印象があります。
ビッグモーターとガリバーについては、無料引き取りということで査定が付かない中、他業者は査定を付けています。
ちなみに普通車では税金やリサイクル料金の還付を考えると3万円の最低価値があると言われていますので、業者として固定費などが多い場合にはそれが難しいと判断しています。
もちろん、そのタイミングにおいて人員が余っている場合は薄利で対応してくれるのでしょうけれども、買取業者も慈善事業ではありませんのでこの点で文句を言っても仕方ありません。
先ほど見たように、車オーナーとしては査定額が安いのにも関わらず粘られるのは最も望ましい形ではありません。
もちろん、査定額を安くするために粘るのは、利益額を大きくとることが出来るため営業マンの腕の見せ所なのかもしれませんが、相見積もりが一般的に行われる現代では通用しづらい手法と言えます。
一昔前の事業拡大をしているときのガリバーにもこういったことが目立ちましたが、ビッグモーターもその時の状況に似ているのかもしれません。
買取価格が高いという口コミ
ビッグモーターの買取価格が安いという口コミが圧倒的に多かったのですが、中には買取価格が高かったというものも当然に見受けられます。
少し褒めすぎなところもあり、関係者がツイートしたのかと考えましたが、高く売れたというのはこのツイートぐらいだったこともあり、比較のために掲載しています。
なお、相見積もりをしたうえでビッグモーターが高値で買取を行った場合には悪くありませんが、ビッグモーター側の言い値で買取相場が15から20ということであれば、担当者にうまいこと言われている可能性があります。
つまり、このことは相見積もりをした場合には他の業者がもっと高い金額を付けるということです。
実際にこのようなケースは発生していて、売買契約を結んでしまったが後から高値を付けた業者に売りたいとする場合に、高額なキャンセル料を取るという状況が、消費生活センターに事例として紹介されています。(業者がどこかは告知なし)
契約は原則として自由に行うことが出来ますので、不利な契約をしたという落ち度はあっても、さすがに解約料が売却代金より高いのは行き過ぎですね。
この例から分かるように、安易な売却契約の締結はしないことに加えて、必ず相見積もりを取ったうえで売却先を決めるようにしてほしいと思います。
ビッグモーター2chでの評判
ビッグモーターの2chでの評判は、ビッグモーターの買取というよりも企業の求人・就職に対するものでした。
ビッグモーターに限らず、超優良企業を除けば職場での不満はあるもので、ビッグモーターについても一般的な悪評があるという程度のものでした。
ただし、業界内でも悪評が立つほどなので実際に就職先として評判が悪いのは事実である可能性が高いです。
筆者も店舗数を多く出すことを事業目的にしていた飲食店で長くアルバイトをしていた時期があり、人員がそろわないことで出店ペースを止められないために、既存の人員を無理やり再配置するといった力業を体験しています。
おそらくはビッグモーターについても同様の状況となっていて、既存従業員に無理を強いる形で事業拡大をしているものと分析しています。
もちろん、その無理を雇用契約時に承諾しているなら、法令遵守はさておき話は別ですが、そうでないからこそ文句も出るのかもしれません。
ビッグモーターの対応に対する評判・口コミ
ここまでビッグモーターの買取価格や相場についての評判や口コミを見てきましたが、次にビッグモーターの対応について評判と口コミを見ていきましょう。
ビッグモーターの対応については、第三者機関が車買取会社に対して格付けを行っている結果と、車オーナーからの直接の評価を見ていきます。
また、あわせてトラブルも確認することにより具体的に評判や口コミの裏付けをとるために役立つものと考えています。
オリコンでの評価
「オリコン」は企業として評判などを調査する格付けの会社で、車買取会社について満足度の調査を行っています。
ビッグモーターはオリコンの車買取会社満足度ランキングにおいて8位であり、大手車買取業者としては比較的低い順位となりました。
ビッグモーターの点数について詳細に見てみると次のようなグラフになっています。
売却手続きの点数は良いとして、その他の要素では平均よりも下回っている状況です。
なお、オリコンでは良い意見の側面しか見ることが出来ず、悪い意見は他業者と比べて順位が低いぐらいしか分かりません。
そのため、ビッグモーターの対応については実際に査定を受けた車オーナーの意見を見る必要があります。
車オーナーからの評価
ビッグモーターの査定を受けたオーナーからの苦情はそれなりにあります。
ビッグモーターの口コミは買取価格に対するものにも該当しますが、ディーラー下取りよりも安いというのは車オーナーにとって時間の無駄となります。
もちろん、車価値が低い場合などでは必ずしもディーラー下取りが安いということもありませんが、基本的にディーラー下取りよりも買取相場のほうが市場価格を反映しているために買取価格が高くなることがほとんどです。
車を高く買うという宣伝を行っているビッグモーターに対して車オーナーの思惑として期待外れであったことは否めません。
一番高く買う買取業者に車を売ることを決めたのに、3万円必要ならば他に売っていたということに加えて、事前告知がないのは他の業者と競っていたところで不利になるということだったのでしょうか。
実際にここまで評判を見てきたところによると、力任せの営業をすることが悪評を生んでいる原因と考えています。
車オーナーとしてはあまり望ましいことではありませんが、営業のプロならばせめて気持ちよく安く売らせるぐらいの力量を見せて欲しいものです。
ビッグモーターの中古車販売と評判・口コミ
ビッグモーターは中古車販売にも力を入れていて、筆者も査定依頼したときには車を売らなくてもいいから(価値が低く儲からないため)中古車を買ってくれと言われたものです。
中古車の購入に際しては、基本的に中古車の品質が良いのか悪いのかは価格との相談としても、保証をしっかりするかどうかに掛かっています。
というのは、中古車においてもまた新車においても壊れるときは壊れるからです。
つまり、故障するかどうかは確率的な問題になってくるので、アフターフォローがしっかりしているかという点が重要というわけです。
その点においてはビッグモーターでの中古車は特別に安いわけでもなく、むしろ高いという評判も散見しますが、高いだけの保証があれば問題なしと言えます。
もちろん中古車を買う場合にはできる限り安く買いたいものですが、修理費用が高くなってしまったりアフターフォローがない場合には安かろう悪かろうで済む話ではありません。
そのため、中古車を購入する場合には価格だけで判断せずに保証で見るべきで、ビッグモーターでの中古車販売はその点で問題はないと言えます。
なお、車ローンについてはビッグモーターに限らずどの業者も金利が低くありませんので、信用力が厳しい場合を除けば銀行系ローンは金利が低く中古車でも利用できるために、まずはそちらを検討するようにしてください。
ディーラーローンと自動車保険のインセンティブなどは高いので、業者としてもその点はすすめてきますが、他に有利な案がある場合にはしっかり断るようにしてくださいね!
なぜ販売ではしつこく悪評なのか
ここまで見てきたように買取だけで見れば買取台数も多く、客観的な実績としては十分であると判断できますよね。
実はビッグモーターはそれなりに査定額を出せる業者なのですが、この理由は店舗で車を販売しているため、中間マージンと費用をカットできるからなのですね。
つまり、ビッグモーターのビジネスとしては、今まで買取業者は仕入れた車(つまり買取した車)をすぐに業者オークションで換金して、そのお金を使って次の買取を行うという資金回転率が高いビジネスをしていました。
ビッグモーターについては、店舗で販売することで利幅を増やすのですが、資金回転率としてはガリバーが伸ばしてきたモデルである業者オークション換金モデルよりも、厳しいものになっています。
この点で、車の販売を進めることで在庫を処分してそのお金を車の仕入れに充てなければいけないので、ビッグモーターは販売についてしつこく悪評というわけなのですね。
ここからさらにわかるのが、買取でビッグモーターが悪評な部分として「二重査定(後から減額する査定)を行うこと」ですが、確かに店舗で販売するつもりなら、それなりに質が良い車を仕入れることになりますが、後から欠陥がわかれば、それを車オーナーに(言い方が悪いですが)押し付けたいという心理も分かります。
以上より、ビッグモーターは高く買う業者だが安く買おうとする、そして果敢に査定に行かなければいけない拡大路線の戦略、資金回転をしなければいけないため在庫を処分するための営業が必要、ということが見えてきましたね。
この点を知ったうえでビッグモーターの評判や口コミを見ると、車買取業者の選び方やビッグモーターとの付き合い方が見えてきます。
ビッグモーターの経営状況・上場廃止とは
ビッグモーターの経営状況ですが、簡単な情報をウィキペディアより引用します。
事業内容 中古車の買取査定、販売 代表者 CEO:兼重宏行 資本金 4億5,000万円 売上高 6,500億円(2020年10月~2021年11月) 従業員数 6,000名(令和3年2月時点) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
売上で全てを判断することは難しいですが、年間売上が6,500億円というのは日本有数の大企業といっても良く、従業員6,000人というのもとんでもない規模であることが分かります。
ビッグモーターは、主に西日本で事業を行っていたのですが、近年は関東への進出もあって規模拡大を急速に行っている事業者といえるでしょう。
なお、「ビッグモーター 上場廃止」というキーワードで検索されていますが、おそらく近年の不祥事にあわせて検索されているものと考えています。
事実としては、ビッグモーターは上場会社ではないために、上場廃止があったわけではありません。
そして、2015年に上場会社(東証2部)「株式会社ハナテン」の株式を購入して吸収合併したところで上場廃止となったために、このキーワードが検索されているのでしょう。
- 2015年12月21日、ビッグモーターが株式公開買付けにより、97%の株式を取得。
- 2016年1月21日上場廃止
- 2016年1月26日、株式等売渡請求による完全子会社となった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%86%E3%83%B3
とはいえ、近年は車買取事業者を代表する悪評会社となってしまったので、こういった評判が立つのも仕方ない面はあります。
ビッグモーターの良い所
正直言えば私は2年ほど前に一括査定を使って、地域中のビッグモーターから大量の電話が掛かってきて、コールセンターと店舗との関係もグダグダであったため(後に詳しく説明しています)、良い印象は持っていません。
しかし、私が地域別の市区町村別にどの買取業者を使うべきか調査したときには、積極的に査定に参加してくれるのはビッグモーターでした。
ビッグモーターがここ数年で関東地方以北に新規出店を繰り返していて、仕入れをしていかなければいけない事情もあるのでしょう。
ただし、車を高く売ることが簡単な地域とそうでない地域があるのですが、それは比較できる業者の数です。
比較できる業者の数が少ない地域では、車を高く売ることが難しいのですが、ビッグモーターはそんな地区でも査定依頼可能業者として見る事が出来ます。
もちろん、業者同士の競争が少ない場合には、車買取業者としても車を出来る限り安く仕入れるチャンスであるため、車の価値を知っている人からすれば「ビッグモーターが低い査定で足元見てきやがった!」と口コミを付けるのもうなづけます。
とはいえ、競争する業者数が少ないことで、業者としても車を安く買って利益を上げるべきなのは当然の営業活動ですので、結局は車オーナーがどの業者に売るかという点だけになります。
その意味で、査定依頼が可能なビッグモーターは売るかどうかは別としても、競争させる業者数が少ない地域ではかなり助かる存在であり、査定依頼可能なだけ良いと考えるべきでしょう。
ビッグモーター買取の評判・口コミ:まとめ
ここまで見てきたようにビッグモーター買取の評判や口コミは悪いものが多くなっていますが、だからといって全てがダメなのかといえばそんなことはありません。
実際に買取実績を各業者で比べると、ビッグモーターは業界2位とガリバーに次いで車を買い取っている会社になります。
大手買取業者 | 買取台数 |
ガリバー | 22万台 |
ビッグモーター | 13万台 |
ラビット | 12万台 |
T-UP | 7.2万台 |
アップル | 6.5万台 |
ユーポス | 4万台 |
カーチス | 4万台 |
カーセブン | 3万台 |
※参考資料:矢野経済研究所中古車流通総覧2017など
全ての状況で当てはまるわけではありませんが、車オーナーは車を高く買う業者に売却を決めることを考えると、買取台数が多いということは、それだけ査定額の競争に勝ってきたことになりますよね。
そのため、車を売るための業者と考えればビッグモーターは業界2番目の業者であることもあり、車買取額にも期待が持てるというわけです。
ただし、ビッグモーターがいつでも高く買うわけではないということと、トラブルに巻き込まれないためにも早期に車売却契約をしたり、付け入られるようなことが無いように「相見積もりをして高く買う業者に売る」ということを毅然とした態度で交渉するようにしましょう。
ビッグモーターに査定を申し込む方法
ビッグモーターに査定を申し込む方法は大きく2つあり、電話かネットによる方法です。
ビッグモーターの店舗に直接持ち込んで査定を行う場合にも、電話などで予約を取っておくことで、担当者不在などによる行き違いを回避できます。
また、その場合には直接店舗に電話連絡をすると話が早いので、公式ページから近隣店舗を探して電話するようにしましょう。
電話で査定申し込み
電話でビッグモーターに査定を申し込む場合には、コールセンターに電話をして査定をお願いする旨を伝えましょう。
上の問い合わせ先から電話で連絡先などの個人情報と車情報をオペレーターに伝えて査定予約をします。
ネットで査定申し込む
ネットでビッグモーターに査定を申し込む場合には、公式ページより連絡先と車情報を入力して行います。
無料査定を申し込むボタンを押した場合に、営業時間内であればすぐに連絡があり査定日の予約をする形になります。
また、深夜早朝などコールセンターなどの対応時間外であれば、営業開始したときなどに連絡がくる形になります。
車一括査定で相見積もりが損なし
売値を気にする車オーナーは相見積もりを必ずしますが、特にビッグモーターに依頼する場合には相見積もりをすることが必須です。
ここまで見てきたように良い悪いは関係なく、買取業者には車価値まで査定を付ける義務はありませんから、交渉の中で査定額をあげていく必要があり、その場合には相見積もりをすることで合理的にできるからです。
トラブルに巻き込まれるのも「この車オーナーは力押し営業で行けそうだ!」と判断されてしまうからであり、相見積もりを前提に高く買う業者と取引するという相手に対してわざわざ手間をかけて業者も営業をしません。
そのため、トラブルを回避するためにも相見積もりをすることは車を安全に売るためにも役立ちます。
ビッグモーターの会社情報
ビッグモーターの会社情報で、注目したいのは業務内容です。
会社名 | 株式会社ビッグモーター |
本社 | 〒106-6120 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 20F |
業務内容 |
|
設立 | 昭和53年5月 |
資本金等 | 4億50百万円 |
取引銀行 | 広島銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、福岡銀行、他 |
従業員数 | 4800名 (2018年6月現在) |
車買取業者が車を高く買えるのかは、買った車をどうするかに掛かっています。
というのも、多くの場合には業者が利用できるオークション(通称:AA)に買い取った車をすぐ換金するのが一般的です。
つまり、この業者オークション価格から業者利益や経費を差し引いた金額が車査定額の上限であり、各業者はいかに差益を取れるか、つまりもっと直接的にいえば車を安く買えるかを競っているともいえるわけです。
利益を削るのか、うまいこと安く車を買うかという部分に業者の経営方針が見えるわけですが、この限界額はどの業者も変わらずに業者オークションの相場です。
これよりも一歩先に行くとしたら、業者自ら店舗で販売するなどした場合に、他業者よりも高く車を購入できるので、他の業者との競争に勝てるわけで、独自の販売ルートを持っているかが、現在のような相見積もりが一般的な状況で、業者間の争いに勝利するための重要な要素となっています。
以上より、車買取業者が高く車を買うかどうかは「車が欲しいという人がいる」というのは確率的に多くないことを考えると、高く売れる市場を持っているかどうかということになります。
よくある質問
ビッグモーターは売却先として使わないほうが良いですか?
ビッグモーターを使うかどうかは他業者が選べるかどうかで利用するか考えてください。
というのも、ビッグモーターとガリバーが全国展開している業者であり、地域によってはほとんど車買取業者が選べないという状況もあるためです。
つまり、他の選択肢がないのに評判だけでビッグモーターを外すということは望ましくありませんので、他の業者が選べるかどうかを一つの判断基準に使ってください。
ビッグモーターで振込されないトラブルがあるのは本当ですか?
ビッグモーターで振込されない状況は、査定額の減額交渉時に起こようです。
他の業者よりも高い査定額を出したのでビッグモーターを選んだら、後に減額交渉をされて承諾するまで振り込まないという状況のようです。
この状況については直接確認したわけではないのですが、「査定を受けたら最高額だからとビッグモーターに売却先を安易に決めてはいけない」ということが対処法です。
ビッグモーターに対して売却契約をするときには減額査定をするかどうかを必ず聞くようにしてください。
他業者と比較してビッグモーターは高く買ってくれますか?
ビッグモーターは確かに高い査定額を付けてくれますが、再査定や減額交渉などがあるために、これらを考慮して売却先を決める必要があります。
一番悪い状況なのは、他の業者よりも高い査定額を付けたから売ったにもかかわらず、後に減額されてしまって結局は他業者の出した査定額が高いことです。
そのため、ビッグモーターが他業者よりも高い査定額を出したからといって、安易に売却先を決めるようなことがないようにしたいところです。
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