トヨタから2019年に発売されたグランエースは、ハイエースをベースに開発された大型ミニバンです。全長5,300mm、全幅1,970mm、全高1,990mmと、アルファードヴェルファイアよりもさらに大きなボディサイズを誇ります。価格は600万円台から800万円台と高額ですが、高級感のある内外装と快適な乗り心地が特徴です。しかし、発売から時間が経っても街中で見かけることは少ないようです。果たしてグランエースは売れていないのでしょうか。

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グランエースは売れない?評判まとめ

グランエースは売れないのかについて、ネットで確認できる口コミや評判をまとめています。

こちらでは、主にヤフー知恵袋の記事をもとにページ作成しています。

元記事を見たい方は以下にリンク一覧を出すのでそれぞれ確認してください。

企業向け、インバウンド需要向けの車

ヤフー知恵袋では「グランエースってどう思いますか?」という質問が投稿されています。回答では「完全に企業向け、コロナ禍前で言うインバウンド需要などの為の車」「あれは企業の送迎車」といった意見が寄せられました。グランエースは一般ユーザー向けというよりも、法人や業務用の需要を見込んで開発された車種と言えるでしょう。

キャンピングカーのベースにしたほうがいい

また、「キャンピングカーベース車として出せばいいのに」という提案も見られました。グランエースのベース車であるハイエースは、キャンピングカーへの改造がしやすいため人気です。大型で広い室内空間を活かせるグランエースも、キャンピングカー市場での需要が期待できそうです。しかし、現時点ではそうした展開はされていないようです。

ハイヤーで使われている

「なぜ、グランエースは全然見かけないのでしょうか?」という質問には、「個人客は買わない」という回答や、「羽田空港周辺なんかだとハイヤーで使われてるのでそこそこ見かける」といった実情が紹介されています。グランエースは個人所有は少ないものの、ハイヤーなどの業務用途では一定の需要があるようです。

グランエースとアルファードヴェルファイアの違い

「グランエースとアルファード どっちがおすすめですか?」という質問も投稿されています。アルファードからグランエースに乗り換えた方の回答を見ると、乗り心地はアルファードの方が柔らかく、グランエースは固め。シート位置が高いので見晴らしはグランエースが良いが、一方でステップが高いため乗り降りはアルファードの方が楽といった違いが指摘されています。

サイズと使い勝手

グランエースはアルファードヴェルファイアよりもさらに全長が500mm以上長く、全高も100mm以上高くなっています。この大きさは日本の駐車場では扱いづらく、狭い道での小回りの効きにくさも予想されます。一方、アルファードヴェルファイアは十分な広さがありながらも、日常使いがしやすいサイズと言えるでしょう。

ターゲットの違い

グランエースとアルファードヴェルファイアは、ターゲットとする客層が異なります。アルファードヴェルファイアはファミリーユースを中心とした一般ユーザー向け。対してグランエースは業務用や法人向けにターゲットを絞っています。そのため車格や価格帯は、アルファードヴェルファイアが「ミドルクラスのミニバン」なのに対し、グランエースは「ラグジュアリークラスの大型ミニバン」と差別化されているのです。

グランエースの中古車事情

ヤフー知恵袋には「グランエースで状態のいいものだと中古でどれくらいしますかね?」といった質問も見られました。回答では、「400マンです」と、新車価格からそれほど下がらない価格帯が示されています。グランエースは発売されてからまだ日が浅いことと、業務用車両としての需要の高さから、中古車市場での価格下落幅は小さいようです。

アルファードヴェルファイアの中古車価格への影響は?

また、「グランエースが売れてアルヴェル中古が値下がりするって本当?」という質問もありました。これに対しては、「グランエースのデリバリーは来年からだったはずで、まだ納車すら始まってません」「そもそもグランエースは法人向け販売が中心で販売台数も限定的です」といった見方が示されています。グランエースの販売台数はアルファードヴェルファイアに比べればごく少数なので、中古車市場に与える影響は限定的と考えられます。

まとめ

グランエースは発売当初こそ話題になったものの、街中で見かける機会は少ないのが現状のようです。しかしそれは、もともと一般ユーザー向けの車ではなく、業務用や法人需要を見込んだ車だからだと言えます。ハイヤーなどの送迎用車両としては、各地で導入が進んでいるようです。

一方、同じトヨタの高級ミニバンでも、アルファードヴェルファイアとはターゲット層が住み分けされています。一般ユーザーが家族利用で選ぶなら、サイズや使い勝手の面からアルファードヴェルファイアがおすすめでしょう。グランエースは、特殊な用途を除けば選択肢になりにくいようです。

グランエースの登場によるアルファードヴェルファイアの中古車価格への影響も、今のところは心配ないと考えられます。グランエースの販売台数は限られており、中古車市場を動かすほどのボリュームはないからです。

グランエースは、トヨタが法人業務用の需要を獲得するために投入した意欲的な一台。個人ユーザーの注目度は低いかもしれませんが、ハイヤーなどの高級移動手段としては、その存在感を徐々に高めているのかもしれません。