アウディTTの中古車は、新車価格と比べると非常に安い価格で取引されています。大手中古車サイトのデータを見ると、驚きの最安値は20万円を切る価格となっています。
なぜこれほど安く販売されているのかを詳しく見ていきます。
アウディTTの中古が安い5つの理由
アウディTTの中古車が安い理由は複数ありますが、ここでは特に重要な5つの理由に焦点を当てて解説します。年式の古さ、顧客層の特性、ディーラー網の問題など、様々な要因が絡み合っています。
年式の古い車両が多い
中古車サイトに出品されているアウディTTの多くは、10年以上前の年式の車両です。古い年式の車両は、部品の劣化などによるトラブルのリスクが高くなるため、価格が下がる傾向にあります。特に、初代TTは1998年に登場したモデルであり、現在の中古車市場には20年近く前の車両が多数出回っています。
新車志向の顧客層
アウディTTのような高級スポーツカーを購入する顧客層は、新車を好む傾向にあります。そのため、中古車の需要が相対的に低くなり、結果として中古車の価格が下がることにつながっています。また、中古車を購入する際も、できるだけ新しい年式で、保証の残っている車両を選ぶ傾向があります。
ディーラー店舗の少なさ
アウディは輸入車ブランドであるため、日本国内のディーラー店舗数が国産車メーカーと比べて限られています。このことは、アウディ車の購入や修理、メンテナンスの利便性に影響します。特に、地方在住者にとっては、アウディ車を所有することへのハードルが高くなり、中古車の需要が減少する一因となっています。
外車ゆえの販売難
輸入車であるアウディは、国産車と比べると故障のリスクが高いと考えられています。また、部品の調達やメンテナンスにも時間とコストがかかります。これらの理由から、中古車市場では外車の販売が難しい傾向にあり、価格を下げざるを得ない状況が生まれています。
維持費の高さ(ハイオク車)
アウディTTは、高性能なエンジンを搭載しているため、ハイオクガソリンを使用する必要があります。ハイオクガソリンはレギュラーガソリンと比べて価格が高いため、長期的な維持費がかさみます。この点も、中古車の需要を減らし、価格を下げる要因の一つとなっています。
中古のアウディTTを買う際の注意点
安い価格で購入できる中古のアウディTTですが、注意点もいくつかあります。ここでは、高額な維持費、古い年式車のリスク、走行距離のチェック、修復歴の確認、購入後のメンテナンス体制の5点について解説します。
高額な維持費
アウディTTは高性能なスポーツカーであるため、維持費が高くつく傾向にあります。特に、部品代や修理費は国産車と比べて割高です。また、ハイオクガソリンを使用する必要があるため、燃料代もかさみます。中古車を安く購入できたとしても、長期的な維持費は覚悟が必要です。
古い年式車のリスク
中古車市場には、10年以上前の年式のアウディTTが多数出回っています。古い年式の車両は、部品の劣化などによるトラブルのリスクが高くなります。特に、エンジンや電装系統、サスペンションなどの重要な部位の点検は入念に行う必要があります。
走行距離のチェック
アウディTTは、スポーツカーとしての性能を発揮するために、高回転での走行が多くなる傾向にあります。そのため、同じ走行距離でも、国産車と比べてエンジンや駆動系統の負担が大きくなります。中古車を購入する際は、走行距離だけでなく、その車両がどのように使用されてきたかを確認することが大切です。
修復歴の確認
事故や故障による修復歴のある車両は、信頼性や安全性に問題がある可能性があります。特に、外車の修復には高度な技術が必要とされるため、不適切な修復が行われているケースもあります。中古車を購入する際は、必ず修復歴の有無を確認し、可能であれば専門家による診断を受けることをおすすめします。
購入後のメンテナンス体制
アウディTTを購入した後は、適切なメンテナンスが必要不可欠です。しかし、アウディの販売店舗は国産車メーカーと比べて少なく、また、一般の整備工場では扱いに不慣れなケースもあります。購入前に、自宅や職場の近くにアウディ車の整備を任せられる販売店や工場があるかを確認しておくことが大切です。
まとめ
アウディTTは、スタイリッシュなデザインと高い走行性能を兼ね備えた魅力的なスポーツカーです。中古車市場では、比較的安い価格で購入できることもあり、コストパフォーマンスの高い選択肢と言えます。
アウディTTは、新車では高価な部類に入りますが、中古車になると手の届く価格で購入できる場合があります。特に、10年以上前の年式の車両は、数十万円台で販売されているケースもあり、非常にお買い得感があります。
ただし、古い年式の車両は、トラブルのリスクが高くなることも事実です。また、アウディ特有の高額な維持費も考慮に入れる必要があります。
管理人より
実は私、数年前まで2世代目のアウディTTRSのマニュアルトランスミッションが欲しくて、ちょっと仕事頑張っちゃおうかなー!っていうときがありました。
その点で、この記事をまとめるときには「えっ!?TT安くなったの?」と驚いたものです。
ただ、実際に調べてみるとやっぱり良い状態のTTはそれなりの値段になっていて、2024/04/22調べて見たら14年落ちの中古車が430万円ぐらいでしたから、需要がないモデルだと安いというところなのでしょう。
特に初代の場合は好みなどはあれどデザインも車自体も古くなってしまっていて、また確かリアウイングが付いていないと危険な車というものだったはずです。
現在では、それなりに早い車であっても乗るべき場所がない点で興味も薄れてしまって、適当に乗れるSUVあたりに興味の中心が落ち着いてしまいました。
とはいえ、やはりスポーティーカーのクーペを見ると乗りたくなってしまいますから、いつかレンタカーとかでも良いのでTTRSをマニュアルトランスミッションで運転してみたいものです。
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