マツダの新型コンパクトSUV「CX-30」は、スタイリッシュなデザインと優れた走行性能で注目を集めています。一方で、実際に乗ったユーザーからは運転のしにくさを指摘する声も上がっています。そこで本記事では、ユーザーの生の声を基に、CX-30の運転性について徹底的に検証します。
CX-30は本当に運転しにくいのか?
CX-30の運転しにくさに関しては、ユーザー間で意見が分かれるところです。全体的には高い評価を得ている一方、一部のユーザーからは運転のしづらさを訴える声が上がっています。その主な理由としては、視界の悪さ、取り回しの難しさ、警告音の煩わしさなどが挙げられます。
カービューでの参考意見
cx-30の評判については、ヤフー系の車掲示板カービューで2つの質問と回答があります。
このページでは、これらも参考にしていますので、元記事が見たい方は以下リンクより参照してください。
⇒回答数:2 閲覧数:399 マツダのCX30は運転しやすい車ですか?
⇒回答数:1 閲覧数:929 アドバイスお願いします。マツダ3とCX30で、どちらにするか、悩んでます。
視界の悪さ
ドアミラーとリアウィンドウの見づらさが問題視されており、特にミラー間の距離が長いため、体格の小さい人には不向きとの指摘があります。また、フロントガラスの傾斜が大きいため、ダッシュボードの映り込みが起こりやすいという声もあります。
取り回しの難しさ
全幅が1795mmと広めなため、狭い道や駐車場での取り回しに難があるとの意見が見られます。ただし最小回転半径は5.3mとライバル車と大差なく、慣れれば問題ないというユーザーも多いです。
その他の理由
縦列駐車や車庫入れの際に鳴る警告音の煩わしさ、一部グレードでのパワー不足、足回りの硬さによる突き上げ感なども、運転しにくさを感じる要因となっているようです。
視界の悪さについて
CX-30の視界の悪さは、運転のしづらさを感じる大きな理由の一つです。ドアミラーは見切りが悪く、ミラー間の距離が長いため、体格の小さい人は死角が多くなりがちです。また、リアウィンドウが狭く、後方の視界が制限されるという指摘もあります。
フロントガラスの映り込み
CX-30のフロントガラスは傾斜が大きく、ダッシュボードが写り込みやすいという特徴があります。これが前方視界を妨げ、運転に集中しづらくなる原因となっているようです。
360度ビューモニター
視界不良を解消する手段として、360度ビューモニターのオプション設定が有効です。車両周囲の状況を上空から見下ろすように表示するため、死角の把握が容易になります。ただし設定費用が高額なのがネックです。
取り回しの難しさについて
CX-30は全幅1795mm、全長4395mmとコンパクトSUVの中では大きめのサイズです。そのため、細い路地での走行や駐車場での取り回しに苦労するというユーザーの声が多く見られます。
最小回転半径
CX-30の最小回転半径は5.3mで、ライバル車のマツダ CX-3(5.3m)やトヨタ ヤリスクロス(5.1m)とほぼ同等です。したがって取り回しの難しさはCX-30特有の問題というわけではありません。
慣れの問題
コンパクトカーから乗り換えた人にとっては、CX-30の大きさに最初は戸惑うかもしれません。しかし、慣れるにつれて違和感は解消され、むしろ安定感のある走りを楽しめるようになるはずです。
その他の運転しにくい理由
視界の悪さと取り回しの難しさ以外にも、CX-30の運転しにくさを感じる理由がいくつかあります。
警告音の煩わしさ
縦列駐車や車庫入れの際、障害物に近づくと警告音が鳴ります。その音量の大きさと頻度の高さに、ストレスを感じるユーザーが少なくありません。
パワー不足
CX-30のエントリーグレードに搭載される1.8Lディーゼルエンジンは、最高出力が116psとパワー不足が指摘されています。車重との兼ね合いを考えると、2.0Lガソリンエンジンを選ぶのが無難でしょう。
乗り心地の硬さ
足回りが硬めにセッティングされているため、悪路での突き上げを強く感じるというユーザーの声があります。長距離ドライブの際は疲労が蓄積しやすいので、注意が必要です。
CX-30のメリット
運転しにくさが指摘される一方で、CX-30にはメリットも数多くあります。
スタイリッシュなデザイン
「魂動(こどう)」デザインを採用したCX-30は、流麗なフォルムが特徴です。ボディサイドのシャープなキャラクターラインが、ダイナミックな印象を与えます。
優れた静粛性
ロードノイズや風切音を徹底的に抑えた車内は、まるで別世界のような静けさ。高速道路での快適なクルージングを約束してくれます。
質感の高い内装
マツダ車の内装は、どのクラスでも質感の高さが定評です。CX-30もその例外ではなく、シートやダッシュボードに用いられた素材の質の良さが、上級セグメントの車にも引けを取りません。
CX-30がおすすめな人
CX-30は、決して万人向けの車ではありません。しかし、以下のようなニーズを持つ人にはうってつけの一台といえるでしょう。
街乗りやアウトドアでの使用が中心の人
コンパクトで小回りの利く車体は、街中の狭い道や混雑した駐車場でも扱いやすいはず。荷室の広さは、レジャー用品を積むのに十分です。
スタイリッシュなデザインを好む人
クルマ選びでデザインを重視する人なら、CX-30のスタイリッシュな外観に惹かれることでしょう。街中で自慢したくなるようなルックスです。
静かで質の高い室内空間を求める人
ロングドライブでものんびりくつろぎたい。そんな人にこそ、静粛性と質感に優れたCX-30の室内空間は快適そのもの。疲れ知らずで目的地に到着できるはずです。
まとめ
CX-30の運転しにくさは、視界の悪さと取り回しの難しさが主な原因です。しかしそれ以外にも、煩わしい警告音、パワー不足、硬い乗り心地など、ユーザーが不満を感じるポイントがいくつか存在します。
とはいえCX-30は総合的に見れば、質の高いコンパクトSUVであるのは間違いありません。スタイリッシュなデザイン、優れた静粛性、上質な内装は、同クラスの車の中でも秀でた存在です。
自分に合った車かどうかは、実際に試乗して確かめるのが一番です。シートに座り、高速道路や細い路地を走ってみて、CX-30の魅力と課題を肌で感じてみてください。きっとあなたなりの答えが見つかるはずです。
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