トヨタのプリウスに設定されている4WDモデル「E-Four」が注目を集めています。従来の2WD(FF)モデルと比べてどのようなメリットがあるのか、4WDならではのデメリットはないのか、といった点に関心が高まっているようです。ただ、E-Fourの仕組みや特性について詳しく理解している人は多くないのが実情です。そこで今回は、Yahoo!知恵袋に寄せられた質問と回答を参考にしながら、プリウスの4WDについて詳しく解説していきます。

安くて良い中古車が見つからない理由

意外に知られていませんが、良い車は業者間で先に買われてしまい、一般の人が良い車を安く買う事は難しいことを知っていますか?

業者が言うには、一般の人が見られる中古車情報はなんと「約30%」であり、残りの「約70%」は非公開情報となっているので驚きです!(そりゃ良い車は見つからないわけだ…)

しかし、今は欲しい車の条件を入力すれば流通段階の非公開車両をレポートにまとめて見ることができるようになりました!

特に品質が高い中古車を探している方にはおすすめで、保証が国産車最長10年可なので安心です。

スマホ・パソコンから簡単3分、完全料です。

⇒全国30,000台の中古車情報!非公開車両を探す【無料】

プリウスの4WDに欠点はある?

プリウスの4WDに欠点はあるのかを、ネットで確認できる口コミを集めてまとめました。

この記事では、知恵袋やカービューを参考に解説を作成しています。

以下にもとにした記事リンクを出しますので、それぞれ確認してください。

「プリウスの4WDの仕組み」に関する知恵袋まとめ

プリウスの4WDシステム「E-Four」は、電気式の独立型4WDです。通常走行時は前輪のみで走行し、発進時や滑りやすい路面、コーナリング時など必要に応じて、後輪のモーターを作動させて4WD走行に切り替わります。この切り替えはコンピューターによる自動制御で行われ、状況に応じて最適なトルク配分が実現されます。

E-Four(電気式4WDシステム)の基本構造

プリウスの4WDモデルに採用されている「E-Four」は、従来のメカニカルな4WDとは異なる電気式4WDシステムです。フロントには通常のFFユニットを配置し、リヤにはモーターのみを搭載する独立型のレイアウト。この「E-Four」ならではのシンプルな構成が特徴で、部品点数が少なく軽量化も実現しています。

前輪駆動(2WD)と4WD走行の切り替え

プリウスE-Fourは、基本的には前輪だけで走行する2WD(FF)モードが中心で、4WDモードはあくまで補助的に機能します。発進時や滑りやすい路面など、後輪への駆動力伝達が必要だとコンピューターが判断した場合に、リヤモーターを作動。瞬時に後輪にトルクを配分し、4WD走行に移行する仕組みです。

4WDモードへの移行条件

プリウスE-Fourが4WDモードに切り替わるのは、主に以下のような状況です。

  1. 発進時(約20km/hまで)
  2. 滑りやすい路面(雪道、濡れた路面など)でホイールスリップを検知したとき
  3. コーナリング時(ステアリング舵角に応じて後輪駆動力を配分)

逆に高速巡航時など4WDの必要がない定常走行時は、リヤモーターをストップして2WDモードに戻ります。

 「プリウスの4WDの実力や評価」に関する知恵袋まとめ

プリウスE-Fourは、特に雪道などの滑りやすい路面で威力を発揮し、FF(2WD)では不安を感じるようなシーンでも安定した走行が可能です。ただし、あくまで一般道路での走行安定性を向上させた4WDシステムであり、本格的な悪路走破性は期待できません。一方で、昨今のスタッドレスタイヤの性能向上から、FF+スタッドレスでも十分安全に走行できるとの意見もあります。

雪道など滑りやすい路面での安心感

プリウスE-Fourの最大の魅力は、雪道など滑りやすい路面での走行安定性の高さです。知恵袋でも、「雪国で生活する上で4WDは必須」といった声が多数寄せられています。特に坂道発進時など、FF(2WD)モデルでは不安を感じるシーンでも、4WDなら難なく走り出せるというメリットは大きいようです。リアルタイムで前後輪へ最適なトルク配分を行うE-Fourの働きが、ドライバーの安心感につながっているのは間違いないでしょう。

一般路での走破性には限界も

ただし、プリウスE-Fourはあくまで一般路での走行安定性を高めた4WDシステム。本格的なオフロード走破性を発揮する4WDとは一線を画しています。知恵袋の回答でも、「悪路に入るのは厳禁」「ランクルのような悪路走破性は期待できない」など、E-Fourの限界を指摘する声が目立ちました。また、そもそも車高の低いセダンであるプリウスには、オフロードを走るのに必要十分なボディグランドクリアランスがありません。プリウスの4WDに過剰な期待は禁物と言えそうです。

2WD+スタッドレスでも十分との意見も

また知恵袋では、そもそもFF(2WD)でもスタッドレスタイヤを装着すれば雪道を問題なく走れるとの意見も散見されました。「4WDはFFに比べてメリットが少ない割に燃費が悪い」「金銭的技術的に『スタッドレス+FF』の方がベター」といった主張です。確かに昨今のスタッドレスタイヤの性能向上には目覚ましいものがあり、4WDでなくてもFF+スタッドレスで十分安全運転ができるというのはもっともな意見と言えるでしょう。

「プリウスの4WDのデメリット」に関する知恵袋まとめ

プリウスE-Fourの主なデメリットとしては、4WD化に伴う車重増加による燃費の悪化(2~3%程度)、4WD関連部品の増加による故障リスクの若干の上昇などが挙げられます。ただし、E-Fourはシンプルな構成のシステムであり、他の4WD車と比べれば、これらのデメリットは比較的小さいと言えます。また、4WDへの過剰な安心感からオーバースピードで事故を起こすリスクについても注意が必要です。

燃費の悪化

プリウスE-Fourの最大のデメリットは、2WD(FF)モデルより燃費が数%悪化することです。リヤモーターやバッテリーなど、4WD化に必要な部品を搭載した分、車重が数十kg増加するのが主な理由。「4WDの燃費の悪さが気になる」といった声が知恵袋でも多く見られました。ただ、プリウスE-Fourの場合、あくまで2WDがメインで4WDは補助的に働くだけ。4WD時も後輪には比較的小さな駆動力しか配分されません。そのため燃費の悪化幅はライバル車の同クラス4WDと比べると小さく、2WD比で1~2割増し程度に収まっています。

故障リスクの増大

「4WDユニットの故障が心配」という質問も知恵袋で散見されました。4WDシステムの部品点数が多いため、当然ながらFFよりは故障のリスクが高まります。ただしプリウスE-Fourの場合、リヤ側はモーター単体でデファレンシャルギヤなどの機械部品がないため、他の4WDシステムと比べると故障リスクは小さい方。それでもFFに比べればリスクは高いので、4WDを選ぶ際はこの点も考慮に入れる必要がありそうです。

オーバースピード事故のリスク

4WDに対する過剰な安心感から、高速走行時にオーバースピードで事故を起こすケースがあるとの指摘も知恵袋に見られました。プリウスE-Fourの4WDは、高速域では後輪駆動をストップするため、FFモデルと同等の挙動になります。つまり、雪道などの高速走行時には4WDの恩恵はほとんどなく、いつも以上に慎重な運転操作が求められるわけです。4WDに対する過信は禁物。むしろFFと同じ感覚で運転することが肝心と言えそうです。

まとめ

プリウスの4WDモデル「E-Four」は、発進時や滑りやすい路面でFFでは得られない安心感を提供してくれます。特に雪国など、足元の悪い環境で車を使う人にとってのメリットは大きいと言えるでしょう。

ただし、E-Fourはあくまで一般路での走行安定性を高めた4WDシステム。本格的な悪路走破性は期待できません。また、燃費の悪化や故障リスクの増大といったデメリットもあることを忘れてはなりません。

4WDを選ぶか、FFにとどめておくかは、自分のカーライフスタイルに合わせて慎重に判断することが大切です。オーバースペックな4WDを選んで無用なデメリットを背負うことのないよう、見極めが肝心だと言えそうです。