- 車を手放す最良のタイミングは車検切れ3か月前
- 自動車税の課税は月割計算できるので払っても払い戻しなどで考えられる(軽自動車は別)
- 車維持費が車を手放すことを考えるきっかけになるが利用目的を考えて決めることが大切
車を手放す最良のタイミングとはやはり高く売れるときでしょう。
車を高く売れて困る方はいないわけで、逆に安く売ってしまったらほとんどの方が困ってしまいます。
あなたも出来れば車を高く売りたいですよね。
さらに税金面などで優遇されるタイミングがあれば一番良いとは思いませんか?
今回は、経済的な面に着目して車を手放す最も良いタイミングを探していきたいと思います。
車を手放すかどうかのタイミングは車検切れ3ヶ月前
今回車検を基準にしていますが、何も車検を評価しての期間ではありません。
実は車検があってもそれほど相場に上乗せされません。
それよりも重要なことが車検が切れるタイミングで多くの方が車を手放すことなのです。
実はそれぞれ別に車を買っているような印象を受けると思いますが、新車から車を買うタイミングというのは多くの方で同じであるケースが多いのです。
多くの人が売るタイミングで売ってはいけない!
車の相場も市場の原理が働きますので、相場が下がるタイミングで売ってはいけません。
車検が切れるタイミングで多くの方が車を手放すとしたら、市場に多くの車が出回るので、価格が下がってしまいます。
このことは市場の原理から考えると供給が大きくなると当然ですが、物品の価格が下がってしまいますので、車を売る方にとって不利になるということです。
「車検を取るならまだ乗るし、取らないなら売ろう。」
このように考えている人が多くいるなら、その人たちよりも先に車を売ることが相場が下がる前に高く売る秘訣となります。
皆さんが売って市場に車が出回る前に車を売ってしまおうということが市場に与えるインパクトは大きいです。
そのため、車を手放す最良のタイミングというのは多くの方が車を手放すと考える少し前、期間でいうと車検が切れる3ヶ月前ということになります。
車検残評価の期間
なお、3ヶ月以上の車検が残っていると一応は査定額にプラスの評価になると覚えておきましょう。
同時に、車検がないとしたら車を載せるためのトラックを手配しなければいけませんし、そうでないなら仮ナンバーなどを手配しなければいけませんので、その分の手数料が浮くといったところです。
細かいですが、確かに車検があることは評価されますし、買取金額の向上へ寄与します。
自動車税のタイミングで車を手放す
自動車税は毎年4月1日の自動車所有者に対して課税する税金です。
つまり4月1日よりも前に自動車を譲渡したり廃車したりするならば、自動車税を払わずに済みます。
そこで4月1日には車を処分するか、継続して乗るかどうか選択することになるでしょう。
しかしながら、実は自動車税については月割り計算となりますので、一括で払ったりしたとしても還付されたり買い取り金額に評価されたりするわけですから、あながち無駄というわけではありません。
軽自動車税は月割計算無し
ただし、自動車税と少し性格が異なるのは軽自動車税です。
軽自動車税についても課税タイミングは同様です。
しかしながら自動車税と軽自動車税では還付の有無や月割計算があるかどうかで変わってきます。
ローン残債が残っている場合
車を手放すときに気になるのがローンやクレジットの残債ではありませんか?
特にローンであれば、所有権はあなたにあるので問題はありませんが、クレジットの契約では所有権留保されている状態で、借入残高を精算しなければ車を手放すことは出来ないような気がします。
しかしながら、実のところ車の所有権を保有していない状態であっても、車を手放すことは可能であり、その場合には車買取業者が一括返済を行うという流れになります。
そして、その後に車査定額が借入残高よりも多ければ余ったお金を、少なければ新しく車買取業者やそのほかの業者と融資を組んで返していくという流れになります。
ほとんどの場合には、維持費節約することや借入残高が減りますので、月々の支出は当然に減少する流れになります。
自動車税と軽自動車税の返還請求
自動車税については一度納税を行っても譲渡や廃車した場合には月割りで払い戻しを請求することができます。
対して、軽自動車税は、払い戻しができません。
自動車税返還について売るなどの譲渡では、査定額の中に含まれている場合がほとんどです。
5月などに車を売って排気量の大きい車の場合には思ったよりも査定額が高いときなどは自動車税の未経過分である場合でしょう。
そのため、4月1日以降に売ったとしても問題はありません。
自動車税の課税タイミングは車保有を考える良い機会
ただし、一時の支出がありますので、手放すタイミングを考えるには良い機会になるでしょう。
軽自動車の場合には3月下旬が税金面で最も良い車を手放すか考えるタイミングとなるでしょう。
なお、自動車重量税や車検のときに払った自賠責保険については廃車を行われたときには返還請求することができます。
車を手放すことで節約できる維持費
車はそれなりにお金がかかります。
ガソリン代は当然として、自動車税や自動車重量税、車検整備費用など、年間ベースで考えると概ね50万円程度といわれています。
維持費の中で地域差や個人差があるのが駐車場代と自動車保険料です。
車を手放す理由は維持費の問題
この二つのおかげで車維持に相当お金がかかるということもあり、維持費が高いから車を手放すのは大体この2つの理由が多いです。
車を手放すことで当然ですが年間50万円ほど節約できるのはいいとして、実際は車でなければ解決できない用事もあるので、その場合にはレンタカーを利用することになります。
次に説明するのは、50万円の節約と比較してレンタカー利用は金銭的な理由と手間的な理由を確認してほしいと思います。
車を手放してレンタカーは不便か?
車を手放した後に困ることといえば、今まで簡単な用事に車を使っていたときに、車が無いということでしょう。
本当にちょっとした用事ならばまだいいとして、車が無いと出来ないことについてはレンタカーを借りるなどの対処が必要になるでしょう。
そこで気になるのが料金と使い勝手です。
料金については最近、時間貸しなども行っているレンタカーですし、競合も増えているので昔より安くなっている印象で、一日3000円前後から6000円ほどと値段の幅を確認しています。
つまりは、探せばそれなりに安い料金でレンタカーを利用することが出来るでしょう。
レンタカー利用が出来る場合・できない場合
使い勝手についてはどうすることも出来ず、今までちょっとした用事で利用するというのはレンタカーでは達成できません。
もちろん、家の隣にレンタカー屋があって、それを短時間で利用できるならばまだしも、基本的にはレジャーで使うなどの半日ぐらい使うところから考慮するようになります。
使い勝手で考えるならば、タクシーを利用するほうが合理的であり、頻繁に利用する場合では高く付くのはいうまでもありません。
とはいえ、首都圏では電車を利用することで問題ない場合も多く、レジャーにしか車を利用する用事が無いときに困ることはほとんどありません。
車を手放す結果と勇気を出す理由
ここでは車を手放した理由についてみていきますが、ほとんどの場合にはお金が関係している原因です。
というのも日本で車を維持するのは高すぎます。
JA共済の情報メディア「みらいのねだん」では、車の年間維持費は38万2670円から50万1734円と試算しています。
これには車ローン支払いは含まれていませんので、さらにローン支払い分も考えると、年間100万円の支出になっている方もいますよね。
車を買ったときや家計に問題がないときには、車を手放すなんて考えませんが、いざお金が厳しい状況になると真っ先に車を手放すことが、手放す理由にお金が関係している理由でしょう。
車の維持費(ガソリン高騰)で車を手放す
車の維持費でガソリン代は1割強から2割ほどを占める重要な支出です。
もちろん、車利用状況によって変わってくる支出である燃料代ですが、リッター当たりのガソリン価格は車を使う人ならついつい見てしまいますよね。
「あっ!またガソリン価格上がってる!」なんて無意識に情報を追ってしまいます。
車を手放した理由は「とんでもなく燃費が悪かったから」です。
ガソリンの値段が高騰した時期からでしたかね。それでとどめを刺されました^^;
ガソリンの値段変動は2000年に入ってからもかなり激しく、それによって車維持が難しくなる、または車保有を考えるという方は少なくありません。
もちろんガソリン価格が安い時もあるのですけど、安いときには問題として表出化しないのは、ガソリンが安くて喜ぶという場面が少ないからですね。
過去のガソリン価格を振り返って考える
2014年は中盤までガソリン価格がずっと上がり続けてどうなるのかと思いました。
そして2014年中盤を過ぎて2015年に入るときにはずっと価格が下がってきました。
この時の変動を価格にすると160円後半から140円台を割ってしまった状況で、グラフにするとお辞儀したような形になっています。
その後、現在に至るまではガソリン価格は円安の影響によって調達コストがあがって、逆に原油価格はシェール革命によって落ちているという状況でした。
世間では原油が安くなっているのになぜガソリンは高いのか?という疑問がありましたが、その疑問も2015年に入る前にはある程度解決したようです。
この影響で車を手放した方は、また車を買ったのかと考えてしまいます。
今のご時世、カーシェアも充実しだしていることを考えると、一度車を手放すと再び買うというのは、何か必要性がないと難しいのかもしれません。
生活状況の変化で車を手放す
生活の変化によって車を手放す例として、次の4つが代表的なパターンです。
- 車を維持できる経済状況ではなくなった(会社の倒産とか、一人暮らしを始めたとか…)
- 結婚や同棲を機に、彼女の車を使う事になった
- 価値がある内に売却なり下取りに出して、次の車のアテにしたい
- ただ単に飽きた
最後の飽きたっていうのはなんでしょうか?^^;
おそらくこの口コミの方は例をあげてくれただけでしょう。
彼女の車を使うことになったというのは、思いつくような例ではなさそうですから実話なのでしょうか?
私の周りでは彼女が車を処分することが多いのですがどうなのでしょうか。
若い人が車を手放す
若い人が車を持つのは、特に保険料が高額なのでかなり厳しい状況になっていますが、それでも無理して買った結果、家計を考えたうえで手放すという状況が見受けられます。
- 保険も若いほど割高
- 駐車場と自動車保険料だけじゃない!
- 二年に一回の車検がある!
- 維持するのも大変だが道路に出れば責任も問われる立場
車関連の支出は驚くほど高いです。
車を3年間保有すると180万円ぐらい支出しますが、車を買うときにそのシビアな計算をする人は稀です。
「車のために生きているのがバカらしい」という意見もわかる気がする・・・
車を保有して売るまでに車両代金が200万円だとして、平均保有が8年なら一体いくら車のためにお金を使っているのでしょうか。
これから訪れる年収300万円時代において、車が欲しくてもこれだけお金をかける人は趣味で保有する人だけかもしれません。
もちろん、郊外では車が無いと生活できない地域もあるでしょう。
そのため、なにかしらの構造改革が近い将来必要になるのではないかと思っています。
原付などの小型バイクが主流の時代も来るのでしょうか?
そういえば原付の税金が1000円から2000円と2倍になるとのことです。
これはなにか悪い予感がしますね。
車を手放して後悔しないタイミング:まとめ
以上より、皆さんが手放すタイミングより少し早く決断することが最も良いタイミングとなるでしょう。
税金面での支払いタイミングで考えることもあるでしょうけど、登録車(軽自動車以外の車)なら月割りで返還もできますのであまりシビアになることはないでしょう。
ただし軽自動車の場合には返還できませんので、3月末は処分することを考える良い機会でしょう。
車検については他の人と同じタイミングでは、市場に同じ車が出回るので査定額が安くなってしまうのです。
そのため、特に車検の3ヶ月前に決断するのが最も良いタイミングです。
あなたのカーライフにお役立ていただければ幸いです。
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