こちらでは、CXー5の人気・不人気の車体色を中古車流通データより分析してランキングにしています。
CXー5の購入のときに、「どの色を選んだら損がないか」で役立ててください。
※本ページにおけるCXー5の画像はマツダ公式サイト「https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/?car_id=cx-5」より引用しております
CXー5【人気・不人気の色】まる分かりランキング
CXー5車体色の流通比率と価格倍率の表で、流通比率(売れている順)でランキングにしました。
順位 | 色 | 流通比率 | 価格倍率 |
1 | パール | 24.0% | 1.03 |
2 | レッド | 19.6% | 0.99 |
3 | ブラック | 19.4% | 1.04 |
4 | グレー | 11.4% | 1.01 |
5 | シルバー | 7.7% | 0.90 |
6 | ダークブルー | 6.9% | 0.93 |
7 | ブルー | 5.2% | 0.94 |
8 | ブラウン | 2.1% | 1.01 |
9 | ワインレッド | 1.8% | 0.99 |
10 | ガンメタ | 0.8% | 0.98 |
表のCXー5中古車データは以下の分析対象および期間によって行われました。
- 調査対象年式は「平成30年式」から「平成27年式」(最も売られる中古車が多い3年落ちから5年落ち付近のデータ)
- 修復歴がある車(主に大きな事故をした車)と高品質の車は調査対象車から除外
- 「流通比率」は調査台数中の占有比率、「価格倍率」は調査グレード総平均価格から車体色平均価格を比べた倍率
- 調査は2021年01月02日に行い、過去1年分の中古車流通数「713」車両を調査
- 調査対象グレードは「XD プロアクティブ」
CX-5の人気色について調べた結果、シェアの上位は「パール」であり、流通比率は24%でした。
その他の色の流通比率も「レッド」が19.6%、「ブラック」が19.4%と、それなりのシェアで特定の色に大きく偏るということほありませんでした。
そしてこのページタイトルに書いたように、CX-5は特定の色を除けばどの色もそれなりの人気があり、価格倍率も平均付近のものが多いことを考えると、CX-5には特定の人気色はないといえます。
つまりは、気に入った色を購入してもそれほど大きな損得差はないというわけです。
とはいえ、これにも2つのポイントがあります。
まず第一に「シルバー」は価格倍率が0.9と下取り評価に不利な傾向があるということです。「ブルー」「ダークブルー」も若干ながら同様の傾向があります。
反面、「パール」「ブラック」は価格倍率が一番を超えているために、下取り評価で若干有利な傾向があります。
以上から、下取り評価を気にする場合には「パール」「ブラック」を選ぶことをおすすめしていて、気に入った色を選ぶ場合でも「シルバー」「ブルー」「ダークブルー」については下取り評価が厳しい傾向にあることを知ったうえで選ぶべきということになります。
続けてCX-5の車体色についてもう少し詳しく見ていきます。
スノーフレイクホワイトパールマイカ
CX-5で無難な車体色選びといえば「スノーフレイクホワイトパールマイカ」です。
「スノーフレイクホワイトパールマイカ」の流通比率は24%と最も多く、価格倍率は1.03倍と平均を超えているので下取り評価に期待が持てる色です。
「スノーフレイクホワイトパールマイカ」はメーカーオプションとして33000円が追加で掛かりますが、十分に元がとれると判断しています。
また、パール色は小傷に強いのも利点です。
ソウルレッドクリスタルメタリック
ある意味でCX-5の定番色となった「ソウルレッドクリスタルメタリック」です。
「ソウルレッドクリスタルメタリック」の流通比率は19.6%、ワインレッドの数字を足せば22.4%とCX-5で第2位の車体色シェアです。
「ソウルレッドクリスタルメタリック」の価格倍率は0.99と平均を下回りますが、下取り評価は気にするほどの程度ではありません。
ただ、「ソウルレッドクリスタルメタリック」はメーカーオプションとして追加で77000円掛かりますのでコスパなどの計算ではよく考える必要があります。
あわせて、こういった特別塗装色は塗装の層数が増えるので費用が多くなっても小傷に強いことは利点です。
ジェットブラックマイカ
CX-5で最も無難な車体色選択は「ジェットブラックマイカ」です。
「ジェットブラックマイカ」の流通比率は19.4%とそれなりに高く、価格倍率は1.04倍とCX-5で最も高い数字でした。
しかも車体色選択で追加の費用が掛からない点も利点の一つです。
唯一難点があるとすれば黒系の車体色は汚れと小傷が目立ちやすいので、しっかりと洗車が出来る方向けの色です。
ポリメタルグレーメタリック
実は地味にCX-5の車体色で流通比率11.4%とシェアがあるのが「ポリメタルグレーメタリック」です。
通常グレー系の色はここまでシェアをとれないのですが、CX-5は珍しい傾向がある車ですね。
「ポリメタルグレーメタリック」の価格倍率は1.01倍であり、現在の傾向が続けば下取り評価に期待が持てます。
ソニックシルバーメタリック
CX-5で選んではいけない色が「ソニックシルバーメタリック」です。
「ソニックシルバーメタリック」の価格倍率は0.9倍と低いため、下取り評価で厳しい状況になることが予想されます。
また、近年は過去人気色だった銀色の人気が落ちていて、さらに不人気色になっている傾向があるため、下取り評価を気にする方は「ソニックシルバーメタリック」を選ぶべきではありません。
ディープクリスタルブルーマイカ
銀色に次いでCX-5の車体色で選ぶべきでない色は「ディープクリスタルブルーマイカ」です。
「ディープクリスタルブルーマイカ」は色自体は悪くないと思うのですが、価格倍率の点で0.93倍と平均をそれなりに下回っているので、下取り評価が厳しくなる傾向にあります。
青系だと少しスポーティーさが出てしまうために、最近の車体色人気要素である高級感が損なわれることが影響しているのでしょうか。
CXー5の色選びは「シルバー」「ブルー」を避ければOK!
CX-5は特定の車体色にシェアが偏るということはなく、基本的に気に入った色を選んでも大丈夫な車です。
ただし、その中でも「シルバー」「ブルー」だけは価格倍率の点で平均を下回っているので、下取り評価で厳しい扱いを受ける可能性があります。
一方で、CX-5の車体色選びで下取り評価を気にするならば「パール」「ブラック」がおすすめであり、最近の車体色人気要素である高級感もしっかりとフォローしている色です。
以上のように、CX-5の車体色選びを行う場合には、下取り評価重視ならば「パール」「ブラック」、好きな色を選ぶとしても注意したい「シルバー」「ブルー」という判断でどうでしょうか。お役立てください。